風邪の食べ物でおかゆやうどんは消化に悪い?野菜や炭水化物は?
風邪をひいている時はどのような食べ物が
いいのでしょうか?栄養満点のものを食べたいですが
消化に悪かったり、逆に体調が悪化してしまったら
元も子もないですよね。
今回は風邪の時に食べると効果がありそうな
食べ物をいくつか紹介していきます。
おかゆ
おかゆは風邪を引いたときによく食べられるものです。
その理由として消化がよいからではないでしょうか?
普通のご飯よりも水を多くして炊くことによって
食感が柔らかくなり、胃が疲れているときでも
手軽に食べられるようになります。
いろいろなアレンジを加えられるのが特徴で
梅干を加えて食欲増進と殺菌効果をアップ
させたり、刻んだネギを加えて体を温めたり
大根おろしを加えて消化を促進させたりなど
考えられるだけでもいろいろあります。
うどん
うどんは水と塩と小麦だけでつくられているので
消化が米よりも良いといわれています。
麺類は消化が悪いので風邪の時には食べない
方がいいといわれていますがよく煮込んで食べれば
消化にもよくなるでしょう。
汁物は温かいまま食べられるので、体を温めて
発汗を促すことによって体温が下がります。
本当におかゆやうどんは消化がいいのか?
しかしなぜおかゆは消化がよいと思われるように
なったのでしょうか?人間の体はもともと、植物
を消化するのを苦手としています。
植物は外側にセルロースという細胞壁を
形成しているので、人間はこれを食べても
分解する力がありません。
いっぽう、肉などの動物性の物質は外側が
細胞壁に囲まれていないので、人間は
自力で消化して中に含まれているいろいろな
成分を吸収できます。
つまり白いご飯は消化しづらいということが
いうことがいえます。またご飯は腹持ちがよく
ないです。
その理由として消化するときに体のエネルギーを
大量に使用するからです。食後に急激に血糖値
があがるので眠気が襲ってくるのも納得が
できます。
逆に一番消化がよい食べものはタンパク質が多く
含まれている肉だそうです。とあるテレビ番組で
実験をしたそうです。
肉、魚、野菜、米、うどんそれぞれ、その種類だけを
食べて30分後に吐くという実験を行いました。
肉や魚を食べた人たちは吐き出すことができません
でした。つまり、30分後にはすでに消化されていた
ことがわかります。
しかし、米や野菜、うどんを摂取した人たちはまだ
消化されておらず、食材の原型をとどめたまま
胃から吐き出されたそうです。
このことが物語っているように炭水化物や野菜は
消化に悪く、たんぱく質が多く含まれている肉、魚
豆腐などは消化が優れていて胃液によってすぐに
分解されるということができます。
じゃあなんで風邪の時にはおかゆ、煮込みうどんなの?
日本人の食の歴史は戦後になってから欧米から
肉食文化がもたらされて来ました。つまりそれまでは
和食中心の生活を送ってきたのです。
その中から一番消化や吸収が早かったのが
単にお粥というだけではなかったのでしょうか?
もちろん、風邪で食欲が無いときは無理に
食べようとしないでスープや栄養ドリンクなどで
栄養をつけるべきでしょうが、固形物が食べられる
ようになったら柔らかく煮込んだ肉や卵、魚
などを積極的に摂取すべきではないでしょうか?
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