カモガヤ花粉症の咳の症状!治療やメロン、季節との関係は?
カモガヤ花粉症は、イネ科の花粉症の中では、
代表的なものといえます。
カモガヤは5月から7月に花粉を飛散させます。
その為、夏風邪かなと思ったら、
実はイネ科花粉症だったということもあります。
長期間、咳の症状が治まらないのなら、
医師の診察を受けてみるといいようです。
また、カモガヤは食べ物に
過剰に反応することがあります。
では、どのような治療方法があるのでしょうか。
今回は、カモガヤと食べ物の関係と
治療方法について説明をしていきます。
参考にしてください。
カモガヤ花粉と咳
カモガヤの花粉症の特徴の一つに咳があります。
発熱などの症状がないのだが、咳が止まらない。
喉に違和感、イガイガする感じがある。
そして、咳が出ると止まらなくなることです。
時期的に夏風邪だと思い、風邪薬を飲んでいても、
まったく症状が改善しません。
長期間、放置していますと喘息の原因になります。
もし、1週間近く咳が続くのなら、夏風邪ではなく、
ブタクサをはじめとする、
イネ科の植物のアレルギー反応かもしれません。
カモガヤとメロン
花粉症の症状がある人は、
口腔アレルギーというものを持っています。
食べ物を食べると、唇や喉が腫れ、
鼻水やくしゃみといった症状が現れます。
花粉症の症状が強くなる可能性のある食べ物は、
なるべく食べないようにした方がいいですね。
カモガヤの花粉症の症状がある人は、
メロンやスイカ、そしてトマトはNGです。
イネ科の植物は、メロンやスイカとは
相性が悪いようです。
では、どうしてメロンやスイカと相性が悪いのか。
これは花粉のたんぱく質と似たたんぱく質が、
メロンやスイカ、そしてトマトに含まれています。
これらの野菜を花粉症の人が食べると、
花粉をそのまま口に入れたと体が錯覚しますので、
口や食道が腫れてしまうのです。
口腔アレルギーであるのか判断する為に、
プリックテストという検査方法があります。
これは、アレルギーの原因になる成分を、
皮膚表面へ注入し、皮膚の変化で
アレルギーの有無を検査します。
花粉症の中で、もっとも口腔アレルギーを
併発する花粉症は、ハンノキやシラカバの花粉症です。
ハンノキやシラカバは、りんご、もも
梨、さくらんぼを食べてしまうと、
口腔アレルギーが発症してしまいます。
ちなみに、トマトなどの食品は熱することで
タンパク質が壊れますので、
アレルギーの反応が出にくくなります。
ただ、食べないに越したことはありません。
治療方法は?
現在の医療レベルでは、花粉のアレルギー反応を
抑えることが限界といわれています。
その為、抗アレルギー薬品を服用し
アレルギーの反応を抑えることが有効になります。
そして、この方法しか現在のところはありません。
抗アレルギー薬品を服用すれば、
口腔アレルギーの症状が出てくるのを
抑えることができます。
どの花粉にアレルギー反応があるのか、
病院で検査をすることですぐにわかります。
また、複数の花粉症を患っている可能性があります。
さらに、口腔アレルギーは花粉症の季節には関係なく、
1年を通して発症してしまいます。
花粉症の症状が出ていませんが、
花粉症のタンパク質に似たタンパク質を口に入れるので、
花粉が口に入ってきたと、体が誤解してしまうのです。
その為、季節に関係なく発症してしまいます。
まとめ
口腔アレルギーは、
花粉症の患者のうち5~10%程度
発症するといわれています。
頻度的にはかなり高いといえますので、
花粉症になってしまったら、
アレルギーを起こしてしまう食べ物を
避けるようにしなければなりません。
季節に関係なく体に花粉症の症状や
腫れや痒みに襲われることになります。
検査はとても簡単にできますので、
自身がどのようなアレルギーを持っているのか、
把握しておくと困ることはないですね。