花粉症で目が腫れ痛い!ゴロゴロする症状で洗うのは平気?
花粉症の症状の1つに、目の腫れ
や痛みといった症状があります。
このようなときに、目をこすってはいけない
と言われますが、気になる目の違和感。
どのように解消するのか、
また、目の腫れや痛みを予防する方法なども
紹介していきます。参考にしてください。
花粉症で目が腫れ痛い!
花粉症で目が痛くなったり、腫れたりする症状は、
アレルギー性結膜炎と呼びます。
これは、花粉などのアレルゲンが原因で発生する
結膜炎です。
このアレルギー性結膜炎は、通年で起こるものと、
スギ・ヒノキ、ブタクサ、イネなどの花粉が原因の
季節性のものに分けられます。
最も患者が多いのは、スギ・ヒノキ花粉が原因の
アレルギー性結膜炎です。
アレルギー性結膜炎の特徴は、目が痒くなるのみならず、
まぶたの痒みや目がゴロゴロするというような
違和感まであります。
ちなみに、結膜とはまぶたの裏側の白目の部分を覆う
粘膜のことを言います。
つまり、アレルギー性結膜炎になりますと、
まぶたの裏にぶつぶつができて、
非常に不快なものとなります。
また、ソフトコンタクトレンズを使用していますと、
巨大乳頭結膜炎に繋がることがあります。
目に関しては、感覚器官の1つなので、
ケアに関しては非常に気を遣わなければなりません。
ゴロゴロする症状で目を洗うのは平気?
以前は、プールに目を洗う設備がありました。
プールの中で、目を開ける授業などが
ありましたので、目についた塩素を洗い流すため、
洗眼をすることが勧められていました。
しかし、現在はこの洗眼という行為が見直されました。
話を、アレルギー性結膜炎に戻します。
アレルギー性結膜炎になった際、眼科医では、
目を擦るのではなく、プールにあった
目を洗う設備のようなものでの洗眼を勧めていました。
多くのアレルギー性結膜炎の患者も洗眼を
するために、眼科医へ通いました。
しかし、研究が進んだことにより、
洗眼という行為が安全なのか、
見直されるようになりました。
つまり、洗眼をすることで目の表面の
大切な成分も洗い流されてしまう他に、
まつ毛などの目の周りにある異物が、
洗眼をする際に目に入る可能性があるとして、
洗眼をするのは、勧められなくなりました。
また、アレルギー性結膜炎を防ぐためとして、
洗浄液を洗浄カップへ入れ、目に当てて
瞬きをするものが販売されていました。
これも、洗浄液に含まれる防腐剤、添加物などが、
目に有害であり角膜を傷つける可能性もあるので、
このような洗浄液の使用は危険です。
目がゴロゴロするときは、どうすればいいの?
目を洗うのではなく、抗アレルギー点眼薬を使い、
痒みを抑えることが、
現在、正しいとされる治療方法です。
抗アレルギー点眼薬は、アレルギー性結膜炎で
最も気になる目の痒みが緩和されます。
どうしても、目のゴロゴロが気になってしまうときは、
ドラックストアで販売されている洗浄液と
水道水の使用は絶対に避け、
生理食塩水で目を洗います。
角膜が傷つかないよう、慎重に目を洗いましょう。
アレルギー性結膜炎の予防方法は?
アレルギー性結膜炎の予防方法は、
アレルゲン物質に近づかないことです。
日本では、スギ・ヒノキ花粉が、
アレルギー性結膜炎の原因になることが多いので、
スギ・ヒノキ花粉が飛散する時期には、
ゴーグルやメガネのようなものを装着し、
目に花粉が入らないようにします。
また、外出から帰って来たら衣服に付いた花粉を
しっかりと落とし、顔と手も洗いましょう。
手に関しては、目に少し違和感があった場合、
無意識に目を擦ってしまいますので、その際、
目に花粉が入りアレルギー性結膜炎を起こす
可能性があるからです。
また、花粉の飛散が開始する時期の約2週間前から、
抗アレルギーの点眼薬の使用を始めるなどの
予防策が必要になります。