花粉症と喘息の子供の症状は?薬や病院や発作は?秋に起きやすい?
花粉症から喘息に発展するケースがあります。
そして、子供の場合、大人と異なり
異常を伝えることができません。
その為、慢性的な喘息に悩まされる可能性があります。
保護者が子供の異常をしっかりと見つけ、
薬や病院などの受診を勧めなければいけません。
特に、気を付けなければいけない
時期なども紹介します。
参考にしてください。
花粉症と喘息の子供の症状は?
花粉症と喘息は、中々結びつかないと思います。
花粉症の症状は、鼻水や目が痒くなるといったもの
ですが、花粉症の中には、咳が出るものがあります。
その為、治りづらい風邪だと思い、病院へ行かず
放置した結果、喘息にまで発展するケースがあります。
30代が花粉症となることが多いのですが、
近年では子供の花粉症も増えてきています。
子供が花粉症になりますと、歳を重ねるごとに
症状も重くなります。
もちろん、しっかりとした治療をおこなえば、
花粉症の悪化を止めることができます。
また、1歳から3歳がピークの小児喘息の原因として、
花粉アレルギーがあります。
では、子供の花粉症の症状を紹介します。
子供の花粉症と特徴は、鼻づまりです。
子供の鼻水は少し粘っこいので、鼻がつまりやすく、
花粉が体内へ入らなくなるので、くしゃみがでません。
また、アレルギー性結膜炎になるので、
目が痒くなるといった症状がでます。
子供の花粉症の合図は、
鼻がムズムズするので、こすったり、かいたり、
鼻をぴくぴくさせます。
さらに、口をもごもごさせる、口呼吸が多くなる、
鼻をいじりすぎて鼻血を出すこともあります。
これらの症状が出たときは、
病院へ連れて行くことをお勧めします。
次に、花粉から生じる小児喘息の症状ですが、
呼吸をするたびに「ぜいぜい」や「ひゅーひゅー」
という音がする場合小児喘息の可能性があります。
薬や病院や喘息の発作は?
花粉症が原因で起こる、喘息の発作ですが、
アレルゲン植物に近づくと、激しく咳が出ます。
また、夜から朝にかけて激しい咳が出ます。
ちなみに、喘息は発作性の疾患だとされていましたが、
慢性のアレルギー性炎症疾患なので、
治療をおこなえば症状は改善していきます。
軽度の喘息の発作であっても治療をしなかったり、
薬の服用を勝手に止めたら、悪化していき、
最終的には肺の機能低下にもつながります。
激しい咳が2週間以上出続けるが、熱はない、
アレルギー性の喘息の可能性が高く、
花粉症が原因であることも疑い、病院へ行きましょう。
自己判断は危険です。
では、喘息は何科へ受診するのかといいますと、
大人ならば内科、中学生くらいまでは小児科です。
診察の結果、アレルギー性の喘息だと判明した後、
さらに高度な治療と専門医へ診てもらいたいのなら、
アレルギー科、呼吸器科、耳鼻咽喉科へ行きましょう。
医師から紹介状を書いてもらうと、診察が楽になります。
喘息に関しては、専門医の方が
高度な治療を受けられます。
薬に関しては、医師から処方してもらうほか、
市販薬もあります。花粉が原因の喘息の場合、
抗アレルギー薬と気管支を拡張する成分が有効です。
市販薬では、パブロンs咳止めカプセル、
または、アネトン咳止めz液などがあります。
花粉症の喘息発作は秋におきやすい?
秋に花粉症の喘息発作は、起きやすくなります。
日本人の多くが患っている花粉症は
スギ・ヒノキ花粉ですが、その次に多いブタクサ花粉が
喘息の原因となる花粉です。
このブタクサの花粉の飛散が始まる季節が秋です。
なぜ、ブタクサの花粉が喘息の原因になりやすいのか。
それは、ブタクサ花粉の粒子の大きさが原因です。
スギ・ヒノキ花粉と比較すると、
その半分くらいの大きさしかありません。
つまり、喉の奥まで花粉の粒子が届き、
気管支炎である喘息に発展します。
余談ですがブタクサは、喘息草とも呼ばれています。
ブタクサは北海道以外に多く生息している、
雑草なので、ブタクサの花粉を完全に避けることは
不可能といえます。
また、イネ科の植物が原因で発症する花粉も、
喘息のような症状が出ます。
この2種類の花粉を防ぐためには、
マスクやメガネといった防御策が有効です。
ただ時期的に暑くてマスクはしづらいと思うので
第二世代の抗ヒスタミン薬やステロイドの点鼻薬
で対策を行うのが現実的かと思います。