手足口病は何科の病院行くべき?薬や口内炎や抗生剤は?
手足口病は夏風邪の一つで乳幼児や子どもに
毎年の夏はやる病気です。コクサッキーウィルスや
エンテロウィルスが原因といわれています。
病院には行かないほうがいいのでしょうか?
治療をしても意味あるのでしょうか?
手足口病とは?
夏にはやる感染症の一種で患者数のうち9割以上が
5歳以下と幼児や乳児がかかりやすい病気といえます。
感染力が非常に高く、接触感染や飛沫感染(触れたり
唾液や便でも感染しやすいということ)で簡単に
広がっていきます。
子どもの場合は免疫力が低く感染しやすいということも
挙げられますし、保育園や幼稚園などの団体生活の
なかで移りやすい機会が多いとされています。
ウィルスに感染してから数日後に手や足、口の中や
背中に発疹ができます。口以外の発疹はかゆみを
伴うくらいでそこまで痛くないですが、口の中の
水泡が破けると食べることができないほど痛みが
辛いといわれます。
大人は免疫が強いためこの病気にかかることは
ありませんが、もしかかった場合は、口内炎が
口の中に何十個もできて唾すら飲み込めない
という状況にもなるようです。
残念ながら手足口病を治すという薬はありません。
自然に時間の経過と共に治癒してくのを待つのが
一般的な対処法ですが、実際のところ体全身に
発疹が広がると大変なことになって病院へ行かない
と不安になる方も多いと思います。
病院にいったらどのように手足口病に対処
してくれるのでしょうか?
手足口病の病院での治療法
先ほども言った様に手足口病を治す薬はないので
病院に行っても対処療法となります。対処療法とは
根本的な治療ではなく、表面的に起こった症状に
対して対処するだけという意味です。
まず、何科にいったらいいか悩まれると思いますが
特にこの科じゃなければ手足口病を診察してもらえるか
悩む必要はありません。
内科、皮膚科、小児科のどれかを受診すれば
対処療法ではありますが何らかの薬を処方してもらえる
はずです。
手足や背中に出ている発疹にはかゆみを抑える抗
ヒスタミン薬、口の中の口内炎には痛みを抑える
治療薬が処方されます。
ちなみに手足口病はウィルスが原因なので抗菌剤や
抗生物質は効果がないので注意してください。
皮膚の炎症にはステロイドの塗り薬が処方されることも
ありますが、手足口病の場合は、発疹が悪化することも
多いので基本的には使われることはありません。
口内炎に関しては市販のものでケナログという塗り薬
が有名で、あとはパッチとかもいいかもしれません。
病院だと痛み止めの薬を出してくれます。
漢方薬も処方される場合もあります。
手足口病はそこまで高熱は出ることはありませんが
頭痛や高熱の場合は、解熱鎮痛剤が処方されます。
⇒夏風邪の下痢は子供に腹痛の症状?整腸剤やビオフェルミンは効果ある?
腹痛や下痢の場合は整腸剤がだされます。
下痢の症状が出たとしても、下痢止めだけは
飲んではいけません。
回復が遅れるからです。
ウィルスがより長く体内に
とどまってしまいます
病院に行くタイミングですが、手足口病の症状が
疑われたときはすぐに行ったほうがいいです。
ヘルパンギーナや突発性発疹と区別がつきづらい
ので、なるべく早めに受診しましょう。