夏の胃腸風邪の症状は下痢なしや頭痛うつる?仕事が原因?アイスは?
夏は胃腸風邪にかかりやすい季節だと言われています。
そもそも、胃腸風邪とはどのような病気なのか、
説明をしていきます。
また、胃腸風邪になるとどのような症状がでるのか、
そして、胃腸風邪にならないための予防と対策法は、
どのようなものがあるのかを紹介していきます。
さらに胃腸風邪の原因の1つとして数えられる、
仕事におけるストレスは、胃腸風邪に関係があるか、
あわせて説明します。
夏には気を付けたいものなので、参考にしてください。
胃腸風邪とは?
胃腸風邪という病名は存在しません。
胃腸風邪の医学的名称は感染性胃腸炎です。
そして、胃腸風邪は大きく分けて2種類に分ける
ことができます。
・ウイルス性胃腸炎
・細菌性胃腸炎
この2種類ですが、ウイルス性胃腸炎はノロウイルス、
ロタウイルスが原因で起こるもので、冬場に多くみられる
症状です。
細菌性胃腸炎は、サルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌が
原因で起こるもので、夏場に多くみられます。
いわゆる食中毒が細菌性胃腸炎に分類されます。
胃腸風邪の症状は?
胃腸風邪の症状は、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、
発熱などが複合的に発生します。頭痛については
お腹の痛みによるストレスや脱水症状が原因です。
下痢や嘔吐なしで腹痛のみというケースもあり
いろいろな症状のパターンがあるようです。
また、一般的な風邪の症状である頭痛、関節痛、
めまい、上気道炎も発症します。
その為、胃腸風邪と呼ばれるようです。
胃腸風邪にかかりますと、数日間の潜伏期間を
経て症状が現れます。症状自体は2~3日で
改善するものが多いようです。
嘔吐や下痢によって、細菌を体外へ
排出してしまえば、すぐに回復します。
胃腸風邪は強烈な嘔吐と下痢の症状がありますので、
脱水症状になる可能性が極めて高く、
水分補給はこまめにおこなう必要があります。
一気に水分を摂取しますと、
嘔吐や下痢に繋がりますので、
ゆっくりと摂取するようにしましょう。
症状があまりにも強く、
水分の摂取ができないのであれば、
点滴が必要となります。
しっかりと水分さえ摂取すれば、
そこまで危険な病気というわけではありません。
胃を冷やす食べ物、例えばアイスや氷は
間違っても食べてはいけません。
胃腸風邪になったら?
胃腸風邪になった場合は、安静にして水分を
補給し脱水症状にならないよう、
注意をすれば、後遺症なく完治する病気です。
体内に入った細菌やウイルスを体外へ
排出することが完治の為のプロセスなので、
吐き気止めや下痢止めの服用は逆効果です。
水分に関しては、経口補水液が有効で、
スポーツドリンクなどは避けます。
スポーツドリンクを飲む場合は薄めて飲みましょう。
そのままだと糖分が多すぎて胃に吸収されづらいです。
また、症状がよくなるまでは、食事を控えましょう。
稀に胃腸風邪になった際、
めまいを伴うことがあります。
理由としてはウィルスに感染した際に
耳の中にある前庭機能が影響を受けるから
といわれていますが詳しいことはわかっていません。
安静にしておけば治ります。
気になる場合は抗不安剤、循環改善剤を服用すると
症状が治まることがあります。
仕事が原因で胃腸風邪になる?
胃腸風邪の直接的な原因は、細菌やウイルスを
体内に入れてしまうことです。
そして、胃腸風邪にかかる患者の70%以上が
児童などの免疫力が低い子供です。
その為、仕事自体が胃腸風邪の原因になるとは
言い難いです。しかし、仕事先に感染者がいて
トイレなどで便によって感染する可能性はあります。
仕事によるストレス、体力的に無理を強いられる仕事を
おこない続け、著しく体力が低下、それに伴い
免疫力が低下していると胃腸風邪になるリスクは
高まります。
またストレス性胃炎と胃腸風邪は似ている症状が
多いです。過労によって胃がキリキリ痛むケースは
結構多いですから、そのことが胃腸風邪と間違って
捉えられているケースは十分に考えられます。
胃腸風邪の予防は?
胃腸風邪は体内に細菌やウイルスを
入れてしまうことで、発症するものです。
そして、胃腸風邪は感染しやすいので、
胃腸風邪になった者を看病する際には、
感染しないよう注意が必要です。
夏場は食品がすぐに傷み、細菌が増殖しますので、
長時間、常温で放置された食品は
注意が必要になります。
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胃腸風邪の患者の嘔吐物や排泄物は、
細菌の温床です。
処理をする際は、直接触れないようにしましょう。
胃腸風邪が使用した便器などは、
一度除菌、殺菌をしてから
使用しなければ2次感染となります。
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そして、手洗いを徹底することで
手に付着した細菌やウイルスを殺菌することが、
胃腸風邪の予防となります。