インフルエンザの夏の症状や感染対策予防は?
インフルエンザは冬だけに起きる病気というイメージが
強いですが、夏にも流行します。2012年には墨田区
の小学校で夏なのにインフルエンザが原因で
学級閉鎖が起きたほどです。
夏のインフルエンザの症状や特徴は?
インフルエンザとはインフルエンザウィルスが
原因となる病気で、症状としては急に40度くらいの
高熱が出たり、全身に強い痛みや筋肉痛などの
症状が出ます。
インフルエンザに一回かかると、抗体ができるので
もう再びかかることはなさそうですが、毎年流行
しています。どうしてでしょうか?
これは、毎年新種や新型のインフルエンザウィルスが
誕生しているからといわれています。ワクチンや体の
免疫抗体が効かないウィルスが登場しています。
通説では、インフルエンザウィルスは、低温で乾燥
している環境で繁殖するといわれているので
冬に大流行するイメージがあります。
しかし、沖縄や鹿児島など温暖な気候の土地では
夏に流行することもありますし2012年の墨田区
のとある小学校では夏に流行して学級閉鎖に
追い込まれたほどです。
なぜ、夏にインフルエンザが流行ることがあるので
しょうか?日本ではインフルエンザウィルスは
冬の時期のみ通常では流行します。
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世界を見てみると、熱帯地方の国々ではインフルエンザ
は一年中流行する病気として知られています。
東南アジアからの観光客が日本に夏でも流行る
新型インフルエンザウィルスを持ち込んだのでは
ないか?というのが、ある病院の先生の説です。
根拠としては、日本で流行る地域が観光拠点である
大都市に集中しているからです。
夏のインフルエンザは、特別な病気なように思えて
きますが、冬にかかるインフルエンザと症状は
ほとんど変わりません。
ただ、注意しなければいけない点が、夏にインフル
エンザが流行るわけがないと思っていて、夏風邪
だと思い込んでいて、インフルエンザ専用の
治療ができなくなり、対策が手遅れになる場合が
あります。
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以下に簡単に夏風邪と夏のインフルエンザの
症状の違いを載せておきます。似ている部分
も多いので心配なときは病院の検査で原因となる
ウィルスを特定するのが一番確実です。
夏風邪とインフルエンザの違い
・夏風邪
原因となるウィルスはアデノウィルス、ライノウィルス
コロナウィルスなどです。症状は潜伏期間数日を
経てだんだんと進行していきます。
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体が局所的に感染、例えば、お腹や喉にウィルスが
繁殖して頭痛や発熱、のどの痛みなどが生じます。
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食欲はそれほど変化ありません。熱も平熱から38度
くらいまでが一般的な症状なようです。有効な薬は
なく症状が自然に治まるのを待つのが一般的です。
・インフルエンザウィルス
原因となるウィルスはインフルエンザウィルスです。
症状は突然発症して、急激に悪化します。
体全体に痛みや筋肉痛が生じて熱が40度近くまで
なることがあります。食欲がなく、合併症としてまれに
肺炎や脳炎が生じます。ワクチンが対処法として
あります。治療薬も存在します。
感染対策や予防は?
基本的には風邪と同様に予防としては手洗いうがいを
しっかりすることです。夏場は食べ物や飲み物が
傷みやすいので注意しましょう。
ワクチンがインフルエンザ予防には効果的という考え方
が広まっています。しかし、予防にはワクチンは効果が
全くないという意見もあり、医者の間でも意見が
われています。
インフルエンザは夏風邪と異なり治療薬が存在します。
タミフル、イビナル、ラピアクタ、シンメトレル、リレンザ
などです。副作用もあるので使用する際は医者と
よく相談するようにしましょう。
インフルエンザの年代別の特徴
今年の2015年にはインフルエンザのA型、B型の2通りが
流行るという情報があります。A型は人に感染しますが
B型はそうではありません。
また、A型は感染の拡散スピードが速いですが、B型は
比較的ゆっくりといえます。A型は突然変異の新型ウィルス
が登場する確率が高く2012,2011年とは違う形のが
最近になって登場しています。
2010年にはインフルエンザは、いったんなりを潜めたと
言われていますが、2011、2012年と感染は拡大の
模様を見せていました。
今年も新型のインフルエンザウィルスが誕生していますし
どのような傾向になるのかが予測できないのが
難しいところではあります。