子供のとびひの初期症状はうつる?治療期間やお風呂プールやガーゼは?
夏になると子供たちの間で感染してしまう病気、
それが“とびひ”と呼ばれるものです。
これは水疱性の感染症であり、細菌によって、
皮膚に症状が現れてきます。
子供を持つ保護者の方は、子供たちがとびひに
なってしまわないように気を付ける必要があります。
とびひは自分で症状を悪化させてしまうことも
あるので注意が必要です。
まずは、初期症状や治療について知ることで、
感染しないように予防することが重要です。
子供のとびひの初期症状は?うつる?
子供のとびひは結論から言うと、うつります。
初期症状はそんなに酷くならないものの、
自分の爪などによって、感染を拡大してしまう
ということもあるので、注意が必要です。
・水疱や膿疱
とびひの特徴は、水膨れの様な水疱や膿疱です。
この症状が初期に現れていき、そこからさらに
広がっていくことが多いです。
最初は少しの水疱や膿疱ですが、徐々に広がって
いくことから“とびひ”呼ばれるようになった
と言われており、感染が広がることもあります。
・赤みが出てくる
水疱や膿疱は赤く、常に皮膚に違和感を与えます。
実際に多くの子供たちの皮膚が赤くなるので、
見た目からすぐに発見できるという病気です。
しかし、ただの水膨れだと思って、放置するという
保護者の方もいます。
放置し続けると、後々広がっていく可能性がある
ので、その点はしっかり治療しましょう。
・全身の熱
とびひになってしまうと、全身に熱がでてくる
ことも症状としてあります。
実際に全身が熱くなるので、プール熱などと
勘違いしてしまうこともある病気です。
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また、普通の風邪と思ってしまう保護者の方もおり、
そのまま自宅治療をおこなうという方も多いです。
とびひの場合は、症状が広がってしまうこともある
ので、注意が必要です。
・のどの痛み
とびひに感染すると、のどの痛みが発生することも
ある病気と言えます。
喉に違和感があることからも、風邪と思ってしまう
保護者の方も多いです。
また、リンパ節も晴れてしまうことがあるので、
その点はしっかりと注意することが必要です。
子供がのどの痛みを訴えた場合は、病院に連れて行く
ことが重要となります。
治療期間やガーゼについて
とびひの治療期間は、3日から4日程度で症状が
治まることが多いです。
一般的には抗生物質の内服治療を1週間以上行う
ことが治療の基本ですが、とびひの原因となる黄色
ブドウ球菌には耐性菌が出現する場合もあるので
数日服用しても効果がない場合は別の種類の
抗生物質に切り替える必要があります。
お風呂ではなく、シャワーで身体を清潔にし、
身体の痂皮や分泌物を良く洗い流すことが必要です。
そのあと、軟膏治療を繰り返すことで、症状は緩和
されていくことが多いです。
痂皮性膿痂疹の場合は、合併症にも注意しなければ
なりません。
症状が良くなったと思っても、約10日間は内服による
治療を進めていくことが重要となります。
症状により異なるので、医師の判断に従いましょう。
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なお、初期症状でとびひだと判断した場合は、
ガーゼによって周囲に広がらないようにしましょう。
ガーゼを利用すれば、子供が爪で引っかくという
ことを避けることができます。
プールについて
子供の夏の感染症の場所として代表的なのが、
不特定多数の人がやってくるプールなどです。
プールでは、肌を露出した状態で入るため、
とびひやプール熱、手足口病などの病気に
なってしまうこともあります。
また、プールを利用した時、タオルを共有で
利用するという保護者の方もいます。
子供が複数いる場合は、タオルはそれぞれ用意し、
絶対に共有しないようにすることが感染予防です。
実際に多くの子供たちがタオルを共有することで、
感染してしまうこともあります。
プールを利用する時には、十分な注意をし、
プールから出た時にはシャワーを必ず利用しましょう。