溶連菌感染症で尿検査のタイミングはいつから?陰性や蛋白は?
溶連菌感染症は、人食いバクテリアなどが発生し、
命を奪う恐れもある恐ろしい感染症です。
子供の感染が多いと言われていますが、大人も感染
する危険性が十分あるので注意しましょう。
今回は、そういった溶連菌感染症の症状や
尿検査について詳しく説明します。
尿検査では、陽性反応になることが多いですが、
陰性の場合もあります。
まずは溶連菌感染症にならないように予防し、
万が一なってしまった場合は医師に相談しましょう。
しっかりと対処すれば、命に関わるということは
避けていくことができます。
そもそも溶連菌感染症ってなに?
「そもそも溶連菌感染症ってなに?」と思っている
方も多いのではないでしょうか。
これは簡単に言うと、ウイルス性の感染症のことで、
高熱や吐き気、頭痛や咳、喉の痛みやイチゴ舌などの
症状が出てくる病気となっています。
・溶連菌感染症の感染経路とは
まず感染については、飛沫感染が主な原因となって
いると言われています。
飛沫というのは、くしゃみや咳などによって
ウイルスが体外に飛んでいき、他人にうつるという
感染経路です。
また、子供の場合は下痢などの症状を訴えることも
多いことから、便のウイルスが空中に舞い、
口に入るという経口感染も考えられます。
子供たちが溶連菌感染症になっている場合、
その看病をする大人たちもしっかりと対策を
しなければなりません。
・潜伏期間は?
溶連菌感染症の潜伏期間は2日から5日です。
そのため、感染してから発症するまでに時間の
ズレが生じることもあります。
発症してからは4日から7日で症状が治まる
ことも多いですが、10日以上かかることもあります。
なお、場合によっては2週間程度かかることもあり、
医師の指示に従う必要があります。
出席停止などはありませんが、しっかりと治して
から登園や登校、出社するようにしましょう。
・溶連菌感染症は合併症にも注意
溶連菌感染症は風邪の様な症状であることから、
治療はそのまま放置という自己判断を下す方も
意外と多いです。
しかし、放置しておくと喉の痛みなどから合併症
になってしまうこともしばしばあります。
また、体調が弱るので他の病気にもかかりやすく
なることもあります。
合併症としては急性腎炎やリウマチ熱などの他、
アレルギー性紫斑病などがあります。
尿検査はいつからする?キットは?
溶連菌感染症になると、尿検査をしなくては
ならない状況になることがあります。
一般的には感染し発症してから、抗生物質の
服用が終わったあとと、2週間後の2回します。
両方と陰性だったら治療の効果があったということ
です。
ただし、感染して間もない状況だと陽性になる
ことがほとんどなので、陽性だった場合は、
医師の指示の元、しっかりと治療しましょう。
また尿検査以外にも以下の3つの方法があります。
・迅速判断キット
迅速診断の時に利用される迅速診断
キットが使われることが多いです。
菌数が少ない時は陰性になることがありますが、
喉に菌がいるだけでも(まだ発症していない)
陽性結果が出ることもあるので、症状と合わせて
診断していくことが必要です。
なお、キットの使い方としては、喉をこすって溶連菌が
いないかどうかを確かめるという方法となります。
これは、菌と蛋白質の反応によって診断する方法です。
すぐに診断結果が出るところがメリットです。
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・培養検査
喉の粘膜を綿棒でこすりとり、培養することによって
菌が存在するか目で見て判断する方法です。
健常な状態でも喉の粘膜に菌を持っているという
だけで、陽性になることもあります。
結果が出るまで時間がかかります。
・血液検査
溶連菌に感染すると、体内にある、ASOとASKという
名称の蛋白質が増加します。この値が増加するのは
感染してから一週間以降であり、急に症状が
現れた時は適さない検査方法です。
それぞれにメリットデメリットがあるので組み合わせて
検査すると確実です。
万全を期すためには兄弟や家族も感染していないか
調べたほうがよいです。
蛋白尿になることも
溶連菌感染症の合併症の中には、急性腎炎になること
も多いと言われています。
むくみや尿の出が悪く、尿に蛋白や血が混ざることも
あります。
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溶連菌感染症になっていて、蛋白尿が出たという場合は、
合併症として急性腎炎になっている可能性もあるので、
医師に迅速に相談するようにしましょう。
場合によっては安静と食事制限で治癒しますが、
慢性化してしまう危険性もあるので、医師の指示通りに
治療、つまり抗生物質の服用をおこなっていくことが
必要となります。