秋の花粉症アレルギーの対策や原因予防!夏や風邪との違いは?
花粉症といえば、スギ花粉やヒノキ花粉が舞う
春をイメージしますが、秋の時期にも花粉症
の症状はでることがあります。
原因や対策予防は何かあるのでしょうか?
夏の季節や風邪の症状との違いは何か
あるのでしょうか?
秋の花粉症の原因は?
秋の時期も花粉は飛散しています。
イネ科植物のカモガヤやハルガヤや
ブタクサやヨモギ、イチョウやカナムグラなどが
該当します。
以下それぞれ簡単にまとめます。
・イネ科の植物
イネ科花粉を飛散させる植物は実に種類が
多いです。カモガヤ、ハルガヤ、アシ、イネ
の他にもいろいろあります。
5月から9月まで長期間飛散しています。
稲刈りの時期、つまり九月は大量に
イネの花粉が飛散するので田んぼ近く
には近づかないでください。
ある種類のイネ科植物の花粉症になってしまう
と、他のイネ科植物の花粉症にもかかりやすく
なってしまいます。
また、OASという症状を併発しやすくなります。
これは、ある特定の野菜や果物、スパイスを
食べると口の中がかゆくなったり、蕁麻疹や
発疹がでます。
何度も繰り返していくうちに、急性のアレルゲン反応
つまり、アナフィラキシーショックが発症して
呼吸困難や意識不明の重態におちいることさえ
あります。
有名なのが小麦を含んだ食品を食べたあとにすぐ
アナフィラキシーショックが起きて病院に搬送
された事例です。
・ブタクサ花粉症
ブタクサ花粉症は、3大花粉症と呼ばれています。
スギ、イネ科に並んで患者数が多い花粉症と
なっています。
これもOAS症候群を引き起こす花粉症です。
注意しましょう。8~10月ごろに主に飛散
します。
・カモガヤ花粉症
これもイネ科の植物の一種ですが
イネ科植物が原因となる花粉症アレルギーの
中でも特に多いのでピックアップしました。
・ヨモギ花粉症
ブタクサ花粉症と同じく8~10月ごろ飛散します。
これもOAS症候群を引き起こす原因となります。
秋の花粉症の予防対策や注意点
春に飛ぶスギ、ヒノキ花粉と違って夏や秋に
飛散する花粉は、樹などの高いところから
ではなく、背丈が1mくらいの低い場所から
飛散するのであまり遠くまで飛散しません。
しかし、イネ科植物やブタクサ、ヨモギ、カナムグラ
は雑草として、公園や道端、堤防など至るところ
に生息しているので油断はできません。
背丈が低いので朝早い時間は朝露にぬれている
ので、飛散はしません。気温が高くなる昼ごろに
主に飛散します。
洗濯物を干す場合は午前中に済ますように
しましょう。外出するときはマスクやゴーグルを
したいところですが、秋ならまだしも
夏の暑い時期は大変だと思います。
内服薬や目薬で対策しましょう。
風邪との違いは?
秋の花粉症の症状は、風邪と似ている部分も
あって、まぎらわしいです。いくつか違いを
挙げていきます。
・花粉症の場合
目がかゆい
鼻水が透明でサラサラ
くしゃみをする。
皮膚に発疹ができる。肌荒れ
熱がでても微熱
・風邪
高熱が出る
鼻水が黄色っぽくて粘り気がある。
体全身が痛い
紛らわしい場合はアレルギー検査をすれば
一発でわかるので医療機関の受診を
オススメします。
秋は他にも喘息になりやすい時期でも
ありますし、RSウィルスや溶連菌感染症
の可能性もあります。
自己流の対処をせずに、医者の診断を
仰ぐことが症状の早期解決に結びつきます。