おたふく風邪の大人の初期症状や治療は?不妊や予防接種や入院は?
風邪の中でも、特に厄介なものとされているのが、
おたふく風邪と呼ばれる風邪症状と伴った病気です。
実際に耳下腺が腫れておたふくのようになることから、
おたふく風邪と呼ばれています。
思春期を過ぎたあたりの子供から青年に症状が出る
ことも多いですが、大人が感染することもあります。
実際に大人の方が重症化することがあり、
合併症などにも気を付けなくてはなりません。
そこで、このサイトでは大人の初期症状や治療方法、
不妊や予防接種、入院などについて説明します。
感染力が強く、完治するまでに時間もかかるので、
しっかり治していくことが重要です。
おたふく風邪の大人の初期症状とは
大人はさまざまな初期症状を引き起こします。
初期症状を知っておき、おかしいと思ったら、
すぐに病院で診察を受けるようにしておきましょう。
・首や肩の痛み
大人の初期症状の一つが、首や肩の痛みです。
鈍痛から大きな痛みまで、人によって痛みの症状が
異なる面も持っています。
・頭痛
普通の風邪同様に、頭痛を引き起こすこともあるのが
おたふく風邪の特徴です。
ジンジンするような痛みから、ぼーっとするような
痛みまで伴うことがあります。
・耳下腺の腫れ
おたふく風邪の特徴としては、耳下腺が腫れるという
ことにあります。見た目から腫れていることがわかる
ものなので、すぐに病院で診察してもらいましょう。
・倦怠感
身体が重く、何もできないような倦怠感に襲われる
こともしばしばあります。
風邪のものよりも、倦怠感が大きくなることがあり、
おたふく風邪によって動けなくなってしまう人も、
中にはいます。
・発熱
発熱するのも、おたふく風邪の特徴です。
熱としては38度から39度の高熱が続くこともあり、
会社や学校に行けないという方が大半です。
大人の場合は40度以上の高熱になることも
あり注意が必要です。
・腹痛や嘔吐
腹痛を伴ったり、嘔吐したりするのも特徴となって
おり、気持ち悪くなることが多いです。
ドライマウスにより、食欲が減退することもあります。
治療や入院、予防接種について
おたふく風邪の潜伏期間は、約15日から20日間です。
その間は、気付かずに生活している方も多いです。
治療に関しては、基本的に病院を受診し、服薬や安静に
よる治療が一般的となっています。
男性の場合は、睾丸炎や耳下腺炎、無菌性髄膜炎などの
合併症も考えられるため、入院が必要になる場合もある
ということを知っておきましょう。
予防接種に関しては、平均的な費用として5000円から
8000円程度となっています。
また、検査費用に関しては5000円程度かかるところも
あるため、その点も考慮しておく必要があります。
完全に完治するまでは、潜伏期間も含めて3週間から
1ヶ月程度かかることもあります。
おたふく風邪の場合、大人だと免疫力が高いことで、
逆に重症化してしまうケースがあるので、注意が必要。
男性の場合不妊になる?
風邪などの高熱によって不妊になることは、基本的には
稀なことが多いです。
しかし、おたふく風邪の場合は、睾丸炎などによって、
精子の数が減少してしまったり、製造が滞ってしまったり
することがあります。
また、炎症などを引き起こさない場合でも、
高熱を伴うことがあるおたふく風邪は、精子に影響が出る
ことも多くなります。
精巣は熱に弱く、体温との関わりも非常に強い器官です。
そのため、おたふく風邪になった時には、男性は特に気を
つける必要があるのです。
睾丸炎は、睾丸が肥大化してしまう炎症の症状なので、
場合によっては大きく腫れ、激しい痛みが発生することも
ある病気なのです。
おたふく風邪で注意しなくてはならないのは、症状だけで
なく、不妊についても必要ということです。
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飛沫感染や接触感染によって症状が現れることがあるので、
子供がおたふく風邪になってしまった場合なども、
保護者の方は十分気を付ける必要があります。
ちなみに、おたふく風邪は症状の度合いが重症化
すると隔離して入院するケースもあるので注意が
必要です。