おたふく風邪の子供の症状は熱や吐き気?出席停止や登園の診断は?
おたふく風邪は、冬から春にかけて感染することが
多くなる風邪の一種です。
特徴的なのは、耳下腺が腫れておたふくの状態になる
こととなっており、子供から大人まで感染します。
大人の方が重症化するリスクが高い病気ですが、
子供たちも気を付けなければならない症状があります。
おたふく風邪が疑われる場合は、病院で診察を受け、
医師の指示で安静にしていることが重要です。
この記事では、おたふく風邪の子供の症状や、
出席停止や登園の診断について説明します。
まずは、感染しないように予防することが重要です。
おたふく風邪の子供の症状とは
おたふく風邪は、大人の場合合併症を引き起こす
ということも多くなる病気の一つです。
しかし、子供の場合でも、しっかり対処してあげる
必要がある病気なので、症状を覚えておきましょう。
・筋肉痛
意外と気づかないのが、初期症状として現れる
筋肉痛です。筋肉がこわばっている感覚となり、
筋肉に痛みを感じることもあります。
子供ということで、「遊びや運動で筋肉痛になった
のだろう」と思ってしまう大人も多いです。
そのため、感染に気付かずに過ごしてしまうという
こともしばしばあります。
・頭痛や体調不良
ジンジンする痛みが頭に伴い、吐き気を感じるほどの
体調不良を感じることも多いです。
頭痛に関しては、子供の場合は立っていられないほどの
痛みになることもあります。
なお、体調不良による吐き気も多いことから、
不快感もより一層大きくなるという傾向があります。
そのため、治療の際の食事などにも気を付けることが
必要となってきます。
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・発熱
場合によっては38度から39度ほどの高熱になる
こともあるのが、おたふく風邪の特徴です。
インフルエンザのように、身体に倦怠感を覚え、
スムーズに動けなくなる子供たちも多いです。
・耳下腺の腫れ
おたふく風邪の特徴と言えば、耳下腺が腫れるという
症状です。耳下腺とは耳の下にある顎の骨周辺です。
ここが大きく腫れ、口の中や喉に違和感を抱く子供も
いるのが特徴です。
出席停止や登園停止について
おたふく風邪は、国の学校保健安全法で第二種伝染病に
指定されている病気です。
耳下腺や顎下腺、また舌下腺の腫れが発覚した後、
五日以上経過し、なおかつ全身の症状が改善されてから
出席や登園が可能となります。
それまでは、学校や幼稚園、保育所への出席登園などは
できないので注意してください。
ただ、「どの時点で腫れてきたのか、全体の症状が改善
されたのか」という点は素人目では判断が難しいです。
そういった場合は、医師に相談して診断してもらう
ことが重要となってきます。
医師が出席する日について、しっかりと決めてくれます。
早く登校・登園したいという子供たちも多い一方、
他の子への感染を防ぐため、登校・登園はしないことが
重要となります。
おたふく風邪の予防について
おたふく風邪は予防することが一番の対策となります。
予防に関しては、手洗いやうがい、マスクの着用などが
基本的には効果的と言えます。
予防効果が一番高いものが、ワクチンになりますが
副作用もあるので接種は任意となっています。
また、飛沫感染や接触感染する場合があるので、
家庭内で同じタオルを使うことなどは避ける必要が
あると言えるでしょう。
ただ、子供の場合は予防を徹底することが難しい場合も
あるのが現実です。
その点は、保護者の方が管理し、手洗いの徹底から、
うがいやマスクの着用までさせる必要があります。
なお、潜伏期間が二週間から三週間と長いため、
感染していても気づかないということもあります。
初期症状なども普通の風邪に似ていることから、
「ただの風邪だろう」と思うこともあるので、
保護者の方が注意深く管理してあげることが必要です。
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感染が疑われる場合は、まずは医師への相談が
解決への近道となります。