急性胃腸炎の子供の症状は高熱や頭痛、下痢や血便?出席停止や診断は?
急性胃腸炎は、下痢や嘔吐などを引き起こす病気で、
毎年のように多くの方が発症しています。
気を付けなければならないのは、大人だけではなく、
子供たちにも注意が必要です。
一度感染してしまうと、非常に苦しみを伴う症状が
出てくるだけでなく、ノロウィルスやロタウィルス
から、様々な合併症を引き起こすこともあります。
そこで、今回は急性胃腸炎の子供の症状や出席停止、
病院での診断について説明します。
感染には十分気を付けましょう。
急性胃腸炎の子供の症状
子供は大人よりも免疫力が弱く、感染症に感染する
可能性も高くなると言われています。
また、症状も大人と若干異なることもあり、
その症状に注意しなければなりません。
・高熱
子供が急性胃腸炎になると、高熱を伴うこともあり、
中には風邪にも似た症状と勘違いすることもあります。
熱は38度から39度ほどの高熱になることもあり、
子供にとってはとても辛いものとなります。
発熱に関しては、さまざまな症状がありますが、
インフルエンザなどのウィルス性の病気と同じように、
大きな苦痛を伴うことも多いのです。
・頭痛
頭痛を伴うこともあるのが、急性胃腸炎の子供の症状と
なっており、こちらも風邪に似ている面があります。
熱や倦怠感から来る頭痛となっていることもあり、
ふらふらして立てなくなるということもあります。
頭痛を伴った場合は、つい薬を飲んでしまうのですが、
急性胃腸炎の場合は、薬を飲むことで症状が悪化する
場合もあるので、その点は注意しましょう。
・下痢
代表的な急性胃腸炎の症状としては、下痢があります。
急性胃腸炎は、胃腸が不調になっているために症状が
引き起こされるため、下痢になることも多いです。
また、この下痢は非常に大きな腹痛を伴うこともあり、
冷や汗が止まらなくなるということもあります。
それほど、激しい下痢を伴うため、食生活などにも
十分気を付ける必要が出てくるでしょう。
・血便
胃腸の炎症によって、血便をしてしまう子供もいます。
また、下痢のしすぎで肛門を痛めてしまい、
その結果血便になるということも考えられます。
血便をもよおすということは、肛門内に病気があるか、
もしくは急性胃腸炎などによって、炎症を引き起こして
いるかなど、さまざまな要因が考えられます。
出席停止になることはある?
急性胃腸炎は、ノロウィルスやロタウィルスが元に
なって引き起こされることが多いです。
ノロウィルスの場合は、出席停止となるので、
学校や幼稚園、会社などには出席できません。
いつから出席できるのかというと、それは医師が
判断することが一般的となっているので、一概に
「この期間になれば出席できる」ということは、
なかなか言えないのが事実となっています。
医師の判断によって、症状が治まり、出席できると
判断された場合は、出席するようにしましょう。
ただ、急性胃腸炎のウィルスが排出される期間は、
症状が治まってからも続くことがあります。
急性胃腸炎のウィルスには、十分注意しましょう。
診断方法とは?
急性胃腸炎になったかどうかの判断は、素人目には
難しいものがあります。
症状がおかしいと思った場合は、病院で診察を受け、
医師に判断してもらうことが必要となります。
診断については、医師がどのようなウィルスによって
症状が出たのかなどを、判断してくれます。
診断方法は、細菌性胃腸炎の場合は
便を採取して細菌培養をしたり
イムノクロマト法によって検査します。
ウィルス性胃腸炎の場合は、抗原を検出したり
イムノクロマト法で調べたりします。
それによって、薬も処方してくれるので、そちらを
利用して利用していきましょう。
ただ薬といっても、抗生物質や整腸剤くらいなので
根本的に急性胃腸炎を治す薬というのは
存在しません。
ただ、急性胃腸炎の場合は食事制限などが必要になる
ため、医師のアドバイスなどが必要となります。
食事に関してもしっかりと説明を受けるようにし、
自分で解消していくようにすることが重要です。
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予防方法としては、手洗い・うがいなどが効果的で、
習慣的におこなっていくことが必要となります。