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【2026年最新】花粉症はいつまで続く?地域別の飛散時期とピーク予測、種類別の特徴を完全解説

「くしゃみが止まらない」「目が痒くてたまらない」

……。

今年もまた、多くの人にとって憂鬱な季節がやってきました。
2026年の春は、特に東日本から北日本にかけて、花粉の飛散量が「非常に多い」と予測されており、すでに症状を感じている方も多いのではないでしょうか。

花粉症は、住んでいる地域やその年の気候によって、発症する時期や原因となる植物が大きく異なります。「いつからいつまで辛抱すればいいの?」「旅行先ではどうなの?」といった疑問を持つことは、対策を立てる上でもとても大切です。

この記事では、2026年の最新予測データを交えながら、日本全国の地域別飛散時期の特徴や、季節ごとに注意すべき花粉の種類について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
敵を知れば、対策も見えてきます。自分の地域の特性を正しく理解して、少しでも快適な春を過ごしましょう。

目次

花粉症の基礎知識:なぜ地域や時期によって違うのか

「東京では花粉がひどいのに、沖縄に行ったら治った」あるいは「北海道に行ったら別の花粉症になった」という話を聞いたことはありませんか?
花粉症の症状が出る時期や強さが地域によって異なるのには、明確な理由があります。まずはその基本的な仕組みを押さえておきましょう。

日本の植生と地形が作り出す「花粉地図」

日本は南北に長く、四季がはっきりしているため、地域によって育つ植物が全く異なります。
花粉症の最大の原因と言われる「スギ」や「ヒノキ」は、戦後の植林計画によって本州、四国、九州の山間部に大量に植えられました。そのため、これらの地域では春先にスギ・ヒノキ花粉症が猛威を振るいます。

一方で、北海道にはスギやヒノキの人工林がほとんどありません。その代わり、冷涼な気候を好む「シラカバ(白樺)」が多く自生しており、これが北海道特有の花粉症の原因となっています。
また、沖縄県は亜熱帯気候であり、スギやヒノキが育ちにくい環境です。そのため、本州で悩まされるような花粉症はほとんど発生せず、「避粉地(ひふんち)」として知られています。

気温と「飛散開始日」の関係

花粉がいつ飛び始めるかは、その年の冬から春にかけての「気温」に大きく左右されます。
植物は、冬の寒さで一度休眠し、春の暖かさを感じて目覚めます(休眠打破)。その後、気温の上昇とともに蕾(つぼみ)が膨らみ、開花して花粉を飛ばします。

一般的に「飛散開始日」とは、観測地点で1平方センチメートルあたり1個以上の花粉が、2日連続で観測された最初の日を指します。
2026年のように暖冬傾向であったり、2月の気温が高かったりすると、植物の目覚めが早まり、飛散開始も早くなる傾向にあります。逆に、春先まで厳しい寒さが続くと、飛散は遅れます。
つまり、桜の開花前線と同じように、花粉前線も南から北へと北上していくのです。

前年の夏の天候が「飛散量」を決める

「今年は花粉が多い」「今年は少ない」という予測は、実は前年の夏の天候に基づいています。
スギやヒノキの雄花(花粉の元)は、前年の夏に作られます。この時期に「気温が高い」「日照時間が長い」「雨が少ない」という条件が揃うと、雄花がたくさん育ち、翌春の大量飛散につながります。
2025年の夏は全国的に猛暑だったため、その影響を受ける2026年の春は、多くの地域で飛散量が増える「当たり年(表年)」となっているのです。

【地域別】花粉の飛散時期とピーク予測(2026年版)

それでは、地域ごとの具体的な飛散時期と特徴を見ていきましょう。
2026年は、特に東日本と北日本で飛散量が例年よりもかなり多くなると予測されていますので、十分な警戒が必要です。

北海道・東北地方:シラカバとスギの二重の戦い

北海道の特徴

北海道は、本州とは全く異なる花粉事情を持っています。
スギ花粉は道南の一部(函館周辺など)でわずかに飛ぶ程度で、札幌や旭川など多くの地域ではほとんど影響がありません。
その代わり、最大の敵となるのが「シラカバ」です。

  • 主な花粉: シラカバ(カバノキ科)、ハンノキ
  • 飛散時期: 4月下旬~6月中旬
  • ピーク: 5月のゴールデンウィーク前後
  • 2026年の傾向: 前年の猛暑の影響で、シラカバ花粉の飛散量は「非常に多い」と予測されています。

北海道のシラカバ花粉症の特徴として、リンゴやモモ、サクランボなどのバラ科の果物を食べたときに口の中が痒くなる「口腔アレルギー症候群」を併発しやすいことが挙げられます。これは、シラカバ花粉のアレルゲン構造が果物と似ているために起こる反応です。

東北地方の特徴

東北地方は、スギ林が多く、飛散量も非常に多い地域です。
北部は飛散開始が遅めですが、一度始まると一気にピークを迎えるため、短期集中型の激しい症状が出ることがあります。

  • 主な花粉: スギ、ヒノキ、イネ科
  • 飛散時期: 2月下旬~5月上旬
  • ピーク: 3月中旬~4月上旬
  • 2026年の傾向: 特に2026年は、東北地方での飛散量が例年の2倍以上になると予測されている地域もあり、厳重な警戒が必要です。3月の気温上昇とともに一気に飛散量が増えるでしょう。

関東・甲信越地方:スギ・ヒノキのロングラン飛散

東京を含む首都圏は、コンクリートやアスファルトが多いため、一度地面に落ちた花粉が風で再び舞い上がる「再飛散」が起こりやすいのが特徴です。また、周辺の山間部から風に乗って大量の花粉が運ばれてきます。

  • 主な花粉: スギ、ヒノキ
  • 飛散時期: 2月上旬~5月上旬
  • ピーク:
  • スギ:2月下旬~3月下旬
  • ヒノキ:3月下旬~4月中旬
  • 2026年の傾向: 2026年は2月上旬から飛散が始まっています。飛散量は「非常に多い」見込みです。スギのピークが終わったと思ったら、すぐにヒノキのピークが来るため、ゴールデンウィーク前まで気が抜けません。
  • 甲信越の注意点: 長野県や山梨県などの内陸部は、周囲を山に囲まれているため花粉が滞留しやすく、飛散量が極端に多くなることがあります。

東海・北陸地方:早めの対策が鍵

東海地方

太平洋側に位置する東海地方は温暖なため、飛散開始が早いのが特徴です。
静岡県などは2月上旬から本格的な飛散が始まります。

  • 主な花粉: スギ、ヒノキ
  • ピーク: 3月上旬~4月上旬
  • 2026年の傾向: 全国的な傾向同様、飛散量は多めです。特に風の強い日は、山間部から都市部へ大量の花粉が流れ込みます。

北陸地方

日本海側の北陸地方は、冬の湿った雪が多い地域ですが、春になり雪解けが進むと一気に花粉シーズンに入ります。

  • 主な花粉: スギ、イネ科
  • ピーク: 3月中旬~4月上旬
  • 2026年の傾向: 前年(2025年)の飛散量が少なかった反動(裏年からの反動)もあり、2026年は飛散量が急増する「表年」となると予測されています。例年の倍以上の花粉が飛ぶ恐れがあります。

近畿・中国・四国地方:ヒノキと黄砂のダブルパンチ

西日本は、スギだけでなくヒノキの植林面積も広いため、スギ花粉のピークが過ぎても症状が長く続く傾向があります。また、大陸からの「黄砂」や「PM2.5」の影響を受けやすく、これらが花粉と結びつくことでアレルギー症状が悪化することがあります。

  • 主な花粉: スギ、ヒノキ
  • 飛散時期: 2月上旬~5月上旬
  • ピーク: 3月上旬~4月中旬
  • 2026年の傾向: 東日本に比べると、西日本の飛散量は「例年並み」か「やや多い」程度と予測されていますが、それでも十分な対策が必要です。特に四国地方の一部ではヒノキ花粉が多く飛ぶ予測が出ています。

九州地方:日本一早い飛散開始

九州は温暖なため、全国で最も早くスギ花粉の飛散が始まります。
1月の終わり頃から敏感な人は症状を感じ始め、2月には本格化します。

  • 主な花粉: スギ、ヒノキ
  • 飛散時期: 2月上旬~4月中旬
  • ピーク: 2月下旬~3月中旬
  • 2026年の傾向: 飛散開始は早いものの、2026年の総飛散量は例年並みか、地域によってはやや少ない予測も出ています。ただし、ピーク時の集中飛散には注意が必要です。

沖縄地方:花粉症の避難所(避粉地)

沖縄県は、スギやヒノキの花粉症に悩む人にとっての楽園です。
戦後の植林政策が本土と異なっていたため、スギやヒノキの人工林がほとんど存在しません。

  • 主な花粉: リュウキュウマツ(2~3月)、イネ科(5~8月)、モクマオウ科
  • 特徴: 本州のスギ・ヒノキ花粉症の症状は、沖縄に行くと劇的に改善することが多いです。これを目的とした「避粉旅行」や、この時期だけの「ワーケーション」も人気です。
  • 注意点: まったく花粉がないわけではありません。サトウキビの花粉や、ススキなどのイネ科花粉には注意が必要ですが、重症化するケースは比較的少ないと言われています。

季節別に見る主な花粉の種類と特徴

「春だけ我慢すればいい」と思っていませんか?
実は、花粉症の原因となる植物は年間を通して存在します。自分の症状がいつ出るかによって、原因植物を特定しやすくなります。

【春】2月~4月:スギ・ヒノキ・ハンノキ

日本の花粉症の約70%以上を占めるのがこの時期です。

  • スギ(杉): 日本固有種。風に乗って数十キロ以上も飛散します。2月から飛び始め、3月にピークを迎えます。
  • ヒノキ(檜): スギより少し遅れて、3月から飛び始め、4月にピークを迎えます。スギ花粉症の人の約7割はヒノキ花粉にも反応すると言われています。
  • ハンノキ: カバノキ科。全国の湿地や川沿いに生えます。1月~4月と早い時期から飛びます。スギ花粉症だと思っていたら、実はハンノキだったというケースもあります。

【初夏】5月~7月:イネ科(カモガヤ、ハルガヤ)

スギ・ヒノキが終わった5月頃から、「また鼻水が出てきた」という場合はイネ科を疑いましょう。

  • 特徴: 牧草として使われるカモガヤや、道端の雑草であるオオアワガエリなどが原因です。
  • 対策のポイント: スギやヒノキと違い、イネ科の花粉は遠くまで飛びません(数メートル〜数百メートル)。そのため、「草むらに近づかない」ことが最大の対策になります。河川敷や公園の芝生、空き地などには注意しましょう。

【秋】8月~10月:キク科(ブタクサ、ヨモギ)・クワ科(カナムグラ)

秋の花粉症も意外と多いのが特徴です。

  • ブタクサ: 北米原産の帰化植物。河川敷や道端に群生します。背丈が低いため、子供の顔の高さに花粉があり、子供が吸い込みやすいので注意が必要です。
  • ヨモギ: 全国どこにでも生えている身近な草です。
  • カナムグラ: 電柱やフェンスに絡みついているツル植物です。
  • 対策: これらも飛散距離が短いので、生えている場所に近づかないことが重要です。秋のハイキングや草むしりの際はマスクを忘れずに。

2026年シーズンの傾向と注意すべきポイント

2026年春の花粉シーズンを乗り切るために、今年特有の事情を押さえておきましょう。

1. 東日本・北日本は「過去10年で最多レベル」の恐れ

気象協会などの予測によると、2026年は関東甲信、北陸、東北、北海道で、例年比150%〜200%以上の飛散量になる地域があるとされています。
「いつもの薬でなんとかなるだろう」と軽く考えていると、痛い目を見るかもしれません。症状が重くなる前に、医療機関を受診し、自分に合った強めの薬を処方してもらうなどの「薬のアップデート」を検討してください。

2. 飛散開始から一気にピークへ

暖冬の影響で、飛び始めからピークに達するまでの期間が短くなる可能性があります。
「ちょっとムズムズするな」と思った数日後には、大量飛散が始まるかもしれません。様子を見るのではなく、初期症状が出たらすぐに対策を始める「初期療法」が今年は特に重要です。

3. マスクなし生活への戻りと免疫

ここ数年、感染症対策で常にマスクをしていましたが、マスクを外す機会が増えている方も多いでしょう。無防備な状態で大量の花粉を吸い込むと、これまで花粉症ではなかった人が突然発症する「花粉症デビュー」のリスクも高まります。
花粉予報が「多い」日は、恥ずかしがらずにマスクやメガネを着用しましょう。

地域ごとの対策とライフスタイルの工夫

地域や環境に合わせた、具体的ですぐに実践できる対策をご紹介します。

飛散量が多い地域(東日本・北日本)での対策

  • 外出時の服装: ウールやフリース素材は花粉が付着しやすいので避けましょう。ポリエステルやナイロンなど、表面がツルツルした素材のアウターを選んでください。色は花粉が目立ちにくい明るい色がおすすめです(ただし黒などの濃い色は静電気が起きやすく花粉を寄せ付けることもあります)。
  • 帰宅時の儀式: 玄関を入る前に、衣類や髪についた花粉を払い落とします。粘着クリーナー(コロコロ)を玄関に置いておくのも有効です。そして、帰宅したらすぐに洗顔・うがい・鼻うがいをして、粘膜についた花粉を洗い流しましょう。
  • 換気のタイミング: 窓を全開にするのはNGです。換気をするなら、飛散量が比較的少ない「早朝」「深夜」に行いましょう。網戸やレースのカーテンをするだけでも、侵入する花粉を減らすことができます。空気清浄機は、玄関や部屋の出入り口付近に置くのが効果的です。

飛散量が比較的少ない地域(西日本・九州)での対策

  • 黄砂・PM2.5情報のチェック: 花粉の飛散情報だけでなく、大気汚染物質の予報も併せてチェックしましょう。これらが飛来する日は、花粉が少なくてもアレルギー症状が悪化しやすいので、マスクの性能(微粒子対応など)にこだわると良いでしょう。
  • 天気の変化に注意: 雨の翌日や、風が強い日、気温が高く乾燥した日は、飛散量が跳ね上がります。平均的な飛散量が少なくても、こうした「要注意日」には厳重なガードが必要です。

旅行や出張時の注意点

  • 目的地の花粉情報を確認: 東京から北海道へ行く場合、スギ花粉からは解放されますが、時期によってはシラカバ花粉の洗礼を受けるかもしれません。また、沖縄へ行く場合でも、普段とは違う植物に反応する可能性があります。
  • 薬は多めに: 旅先で急に症状が出ると、せっかくの旅行が台無しになります。普段飲んでいる薬は必ず持参し、点眼薬や点鼻薬も忘れないようにしましょう。

花粉症と間違えやすい他の症状

「鼻水が出るから花粉症だ」と決めつけるのは危険です。似たような症状でも、原因が違う場合があります。

風邪(感冒)との違い

  • 鼻水: 花粉症は「水のようにサラサラ」ですが、風邪は「黄色く粘り気がある」ことが多いです。
  • 目のかゆみ: 花粉症の特徴的な症状です。風邪で目がかゆくなることは稀です。
  • 発熱: 花粉症で高熱が出ることはほとんどありませんが、微熱や頭がボーッとする感じ(花粉症ダルさ)はあります。風邪は喉の痛みや高熱を伴うことが多いです。
  • 期間: 風邪は1週間程度で治りますが、花粉症はシーズン中ずっと続きます。

寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)

春先は、朝晩と日中の気温差が激しい季節です。この温度変化の刺激によって、鼻の自律神経が乱れ、鼻水やくしゃみが出ることがあります。

  • 特徴: 目のかゆみがないのが大きな違いです。また、アレルゲン検査をしても陰性になります。
  • 対策: 服装で体温調節をこまめに行い、首や手首・足首を冷やさないようにすることが大切です。

まとめ:自分の地域の特性を知って快適に過ごそう

2026年の花粉シーズンは、地域によっては厳しい戦いになることが予想されます。
しかし、ただ恐れるだけではなく、正しい情報を知ることで対策の質を高めることができます。

  • 東日本・北日本の方: 今年は「大量飛散」の覚悟を。早めの受診と、物理的な遮断(マスク・メガネ・ツルツル素材の服)を徹底してください。
  • 北海道の方: 4月からのシラカバ花粉に備えましょう。果物アレルギーとの関連も頭に入れておいてください。
  • 西日本・九州の方: 飛散量は例年並みでも、黄砂などとの複合的な要因に注意し、ピーク時の外出は控えめに。
  • 沖縄の方: スギ・ヒノキの心配は少ないですが、イネ科などの雑草花粉には注意を。

花粉症は、日々の小さな対策の積み重ねで、症状を軽くすることができます。
「今日は飛ぶかな?」と天気予報を見る習慣をつけ、ご自身の住む地域の特性に合わせた対策を取り入れてみてください。
春は本来、暖かくて気持ちの良い季節です。万全の準備をして、少しでも心地よい春を迎えられることを願っています。

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