花粉症の市販目薬でステロイドの副作用は?

花粉症対策専用の目薬で一番効果があるといえば
ステロイドが配合された点眼液でしょう。実際は
どのような効果があるのでしょうか?

副作用や使用する上での注意で気をつけた
方がいい点はあるのでしょうか?まとめてみました。

 

 

 

 

 

 


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ステロイド配合の目薬は市販で購入できる?

 

 

残念ながら、市販でドラッグストアや薬局で購入できる
目薬の中で、ステロイドが配合された商品はありません。

理由としては、ステロイド配合の目薬は効果が高い
反面、副作用も強い
ので医師がしっかり症状を
診断した上で処方しないと、危険が伴うからです。

 

 

ステロイド配合の目薬は他の成分とどう違う?

 

 

現在は、花粉症対策専用の目薬には、大きくわけて
3つの成分があると言われています。

 

・抗アレルギー薬

 

 副作用はありませんが、炎症を抑える効果が
低いです。そのかわり、予防的効果があります。

 

・抗ヒスタミン薬

 

副作用のリスクが少しあります。炎症を抑える
効果がありますが、予防的効果はありません。

 

・ステロイド

 

副作用のリスクがあります。予防的効果は全く
ありません。炎症やかゆみを抑える効果が高いです。


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簡単にまとめましたが、それぞれに特性があります。

ステロイドの目薬は、予防する効果がないので
(かゆくなったら点眼する)そういう意味では
抗アレルギー成分が配合された目薬と併用すると
より効果的
でしょう。

 

 

ステロイドってそもそも何?

 

 

別名を、副腎皮質ホルモンといって腎臓の上側にある
臓器から、分泌されるホルモンのことです。

塗り薬、飲み薬、点眼液に配合されていていろいろな
種類のステロイドがあって、強さが全然違います。

目薬に関していえば、フルメトロンとリンデロンという
種類がありますが、リンデロンの方が強い部類に入ります。

効果としては、糖や脂質の代謝を促進する。花粉症に
関連した部分で言えば、免疫を抑制したり炎症を
抑制する効果があります。

特に炎症を鎮めるという点では万能薬であり、かゆみ
を取り除く即効性に関してはどの目薬よりも優れています。

 

 

副作用の心配は?

 

 

ステロイドと聞くと、副作用が心配になられる方が
いるので、ここからは副作用のリスクについて解説
していきます。

・免疫抑制による抵抗力の低下

そもそもステロイドには、免疫を抑制する働きが
あります。花粉症は身体に花粉症が入ってきた
時の防御反応です。

その反応が過敏になることを抑えることによって、
花粉症の症状が和らぐ効果があります。

しかし、本来は人体にとって必要な防御反応までも
抑えてしまいます。具体例としては、角膜真菌症
といった、感染症があります。

 


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これは、ほとんど起こらない病気ですが、発症した
場合のほとんどは、ステロイド配合の目薬を使っていた
ケースです。

菌が角膜から入ってきて引き起こされる症状ですが、
本来ならば人体の抵抗力によって、その菌は
無くなります。

しかし、ステロイドの作用によってその菌を防御
する能力が低下しているので、感染するリスクが
あるということです。

まとめると、ステロイドは人体にとっての免疫反応を
良くも悪くも抑えてしまう
ということなのです。

・眼圧上昇

普通ならば、目の内部の水分は自動調節されて
いるので眼圧の一定値を保っています。

しかし、ステロイド点眼液を点眼すると目の内部の
水分が外へと排出されずらくなってしまい、眼圧が
上昇してしまいます。

最悪の場合、それが原因で緑内障になったりする
ケースもあるようです。なので必ず一日何回まで
点眼していいかは、必ず守りましょう。

コンタクトをした場合は、目から目薬が蒸発しにくく
なるので、さらに眼圧上昇を誘発します。

なので、コンタクトをしたままステロイド配合の
目薬を点眼することは絶対に避けましょう。

・長期の使用は避ける

これは、先ほどの免疫抑制の話とも関係しますが
長期的にステロイドを使用すると、ステロイド依存
という症状になってしまい、ステロイドの使用を
止めてしまうと、症状が前よりもぶり返す可能性
があります。

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これを避けるためには、ステロイドの使用は短期間に
留めるべき
です。長期的連続の使用は免疫低下
を招いて新たな副作用発症のリスクも高めます。

フルメトロンといった弱いステロイドの目薬だったら
このような危険は少ないとされますが、それでも
長期間使用することは避けたほうがいいでしょう。

まとめ

ステロイド配合の点眼液は正しく使えば問題はないです。
しかし、一日の点眼回数や処方されたときの注意点を
しっかり守らないと思わぬ危険があります。

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不安な方は医師にしっかり相談されるのがよいでしょう。



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