花粉症の子供の目薬クラビットとパタノール
花粉症対策専用の目薬には
いろいろな種類があります。
病院で処方してくれる目薬も種類が豊富で本当に
この目薬を使って平気なの?と疑問に思う時も多いと
思います。
今回はクラビットとパタノールについて
書いていきます。
花粉症対策予防の目薬クラビットとは?
抗生物質の一種で、細菌の繁殖を抑制する働き
があります。よく、錠剤としても処方をされると
思います。その目薬バージョンです。
目の炎症は、目の中の細菌が繁殖すること
によって引き起こされます。この点眼液を
使うことによって、殺菌して炎症を鎮めます。
角膜炎やものもらいにも効果があります。
黄色ブドウ球菌や緑膿菌を殺菌します。
抗生物質のジャンルとしては、ニューキノロン系
で、従来発売されていたタリビットよりも高い
殺菌能力があります。
また、抗生物質を長期的に使用することで
問題となる耐性菌を出現する確率も減らす
ことができるといわれています。
副作用は、目が細菌感染したり、異常をきたして
いるとしみることがあるそうです。
しみるのが耐えられない場合は濃度を下げた
クラビット点眼液を処方してもらうように
しましょう。
使用したときに充血やかゆみが現れた場合は
使用を中断しましょう。
子供への使用も問題ありません。
ただ、この目薬はあくまで抗菌剤の一種なので
アレルギーを抑制する効果はありません。
花粉症は一種のアレルギー反応です。
何か他の種類の目薬と併用するならわかりますが
これ、単独で花粉症の治療をするには効果不足
なのではないのかな?という印象です。
病院で花粉症と診断されて、このクラビットを
出された場合は、フルメトロンやパタノールなども
必ず一緒に出されるはずです。
おそらく、先生は目の状態を見て、角膜が傷ついて
いたり、細菌感染も合併していると思って、
クラビットを処方したのではないかと思います。
花粉症の症状を治療する目的で、クラビットを
使用する場合は、必ず、他に一緒処方された目薬を
使用するようにしましょう。
クラビットの濃度は、0,5%と1,5%の2種類がありますが
花粉症治療用としては、0,5%のケースがほとんどでしょう。
花粉症対策予防の目薬パタノールは?
パタノールは2015年度において、花粉症対策
の目薬として最も多く処方されています。
抗アレルギー薬の一種で花粉症のかゆみの
原因となるヒスタミンを抑制してアレルギーや
かゆみを抑制する働きがあります。
主成分は、花粉症対策の薬としてよく処方される
アレロック錠と同じ成分であるオロバタジン塩酸塩
です。第二世代の抗ヒスタミン薬に分類されます。
パタノールには二つの作用があって、ヒスタミン
H1受容体に拮抗する作用と、化学物質が遊離
するのを抑制する作用があります。
前者は、炎症をすぐに抑制する作用、
後者は炎症を予防する作用となります。
なので、花粉症のシーズンが本格的に開始する
2月の少し前である、1月後半あたりから
パタノールを点眼しておけば、より予防効果が
発揮できます。
副作用がほぼないですが、防腐剤として含まれている
ベンザルコニウムは長期にわたる使用で角膜を傷つける
恐れがあるので、子供の場合はより副作用が少ない
アレジオン点眼液を使用することも多いそうです。
まれに、かゆみや腫れが出ることがあるので
その時は使用を中断してください。
コンタクトを付けながらの点眼はできないので
いったんコンタクトをはずしてから、点眼して
10分ほど経過したらまたコンタクトを入れてください。
ステロイドよりもかゆみや炎症を抑える効果は
劣りますが、効果と副作用のバランスを考えたら
一番使いやすいので、パタノールが一番多く
処方される理由に違いありません。
また、効果がないからといって、1日に何回も
過剰に点眼しないようにしましょう。
1日4回までと決められているので
効き目が薄い場合はフルメトロンを
使用するようにしましょう。
目薬をさす順番は?
よく病院で異なる目薬が同時に処方されて
どのような順番で点眼したらいいか迷われる
方がいらっしゃると思います。
病院の先生や薬剤師によっても意見が食い違う
ことが多いようで、結論としては一種類目の目薬
を点眼したあとに、10分くらい空けてから2種類目
の目薬を点眼するようにしてください。
また目薬を点眼するときは一滴で十分です。
一度に何滴も点眼しないようにしましょう。
眼圧上昇のリスクが伴います。
そして、点眼が終わったら、静かに目を閉じましょう。
それによって、より目薬の成分が角膜の奥へと
浸透していきます。
[…] げた クラビット点眼液を処方してもらうように しましょう。 引用元-花粉症の子供の目薬クラビットとパタノール | 花粉 | ブタクサ花粉症アレルギーの治療や冬風邪予防対策 2016年11月 […]
[…] する効果はありません。 花粉症は一種のアレルギー反応です。 引用元-花粉症の子供の目薬クラビットとパタノール | 花粉 | ブタクサ花粉症アレルギーの治療や冬風邪予防対策 2016年11月 […]