カナムグラ花は花粉症とアレルギーを引き起こす?種子と植物画像
花粉症は春がメインで発生しますが、実は花粉は
春に限らず一年中飛んでいます。
今回は秋の花粉症の原因として知られる
カナムグラについて紹介していきます。
カナムグラってどんな植物?
カナムグラはクワ科の植物で別名を鉄葎といいます。
葎(ムグラ)は茂みを現しているので、鉄みたいな
茂みという意味合いも現しています。
繁殖力が強い雑草で、トゲがついているため
茂みに足を踏み込むと怪我をしてしまいます。
茎にたくさんトゲがあって、他の植物に
からみながら成長していきます。
1年草なので雑草剤をまいたら、枯れますが
そう簡単には駆除できないので太古の昔から
人々はこの草を除去するのに苦労したそうです。
画像を載せておきます。
種子はホップに見た目が似ていて、茎や葉や
種子全て、薬用として利用できるそうです。
水で煎じて飲むと解熱や利尿の効果があります。
カナムグラと花粉の関係は?
カナムグラは花粉のメインシーズンである春ではなく
8月から10月頃に主に飛散します。
夏風邪のような症状が長引くと思ったらカナムグラ
による花粉症を疑ってもよいかもしれません。
症状としては通常の花粉症とほとんど変わり
ありません。皮膚のかゆみや、目のかゆみ
くしゃみや鼻がムズムズといった症状です。
対処方法や対策方法もスギやヒノキ花粉と
変わりありません。しかし、問題点が1つあります。
春の場合は、スギやヒノキが原因による花粉症は
大半を占めていますが、秋の場合はどれかの花粉に
原因が集中しているかはわかりません。
同時期には、ヨモギやブタクサ、セイタカアワダチソウも
秋の花粉症の原因として考えられます。
本当にどの花粉が原因でアレルギー症状が
起きているのか確認したい場合は血液検査が
オススメです。原因となる花粉が違うからといって
対処方法はあまり変わりないですが。
基本的には秋の花粉症も春の花粉症も
対策方法は、変わりありません。
外出する時は、マスクやゴーグルをして極力
花粉を避けるようにする。帰宅したら服をはたいて
外からの花粉を持ち込まないようにする。
シャワーを浴びて体や髪の毛についた花粉を
落とす。食事やサプリメントなど副作用が少ない
ものから対策を始める。
アレルギー反応がひどい場合は抗ヒスタミン
薬を病院からもらって飲むといった基本的な
対策方法はかわりありません。
秋の場合は花粉の原因となる植物が複数
あるのでその点がやっかいなだけです。
カナムグラはあちこちに生えている雑草で
生えている数も他の花粉の原因となる草と
比べて多いのです。
花粉が飛散する量はそこまで多くないので、
年々カナムグラが原因で花粉症を発症する
人は減少しているといわれています。
しかし、家の近くに大量にカナムグラが
生えている場合は注意しましょう。
秋はちょうど夏からの季節の変わり目なので
風邪を引きやすかったり、体調を崩しやすかったり
します。なので花粉症が原因であっても
症状を見逃してしまいがちです。
注意しましょう。