花粉の原因となる木!シラカバ、マツ、イチョウ
花粉症の原因となる植物はスギやヒノキだけでは
ありません。身近にあるいろいろな植物から
出る花粉が、もしかしたらあなたの花粉症の
原因となっているかもしれません。
今回は、シラカバ、マツ、イチョウと
花粉症の関係について調べてみました。
シラカバ
白樺は木の幹が白いのが特徴で、私が住んでいる
神奈川の平野部では滅多に見かけませんが、
スキー場に行くと雑木林として結構みかけます。
カバノキ科カバノキ属に分類されて、日本では
10種類ほどのシラカバの自生が確認されています。
花粉の飛散時期は、5月から6月と言われていて
花粉の形状は円形で3つの突起物がついている
変わった形をしています。
本州というより北海道でシラカバの花粉症の患者数
が増加してきていると言われています。アメリカや
ヨーロッパの北部の地域では、花粉症といえば
シラカバがメジャーな原因だそうです。
症状としては、鼻のつまりやのどの痛み、くしゃみ
や咳の増加が挙げられます。シラカバの花粉症に
かかってしまうと、ハンノキの花粉症にかかってしまう
リスクが高まると言われています。
そのほかに、サクランボやキウイ、イチゴ、メロンなど
ある種の果物を食べるとアレルギー症状として口
がかゆくなったり、吐き気を催したりといったリスク
も高まります。
対策としては、白樺の花粉が飛散するシーズン
の数週間前から、つまり4月ごろから抗アレルギー
薬を服用したりしておけば万全でしょう。
マツ
松の木も花粉症の原因となる植物です。
身近なものとして、背の低い品種は庭や植木鉢に
盆栽として植えられていることがありますね。
一方背の高い品種は防砂林として海岸付近に
植えられていたり、街道沿いに植えられていたり
していています。
花粉の飛散時期は4~5月頃がピークと
いわれています。マツ花粉の粒子は大きいため
スギやヒノキ花粉と比べて遠くには飛びません。
そのため、松林の近くに一日車をとめておくと
クルマ全体が黄色一色にそまってしまうことも
あるそうです。
マツ花粉にかかる人の割合は庭を手入れする
造園業の人や、伐採を行っている人が最も
多いと言われています。
マツ花粉は遠くまで飛ばないので、マツの木の
近くにいつもいる人が花粉症のリスクになって
しまうのは想像がつきますよね。
イチョウ
紅葉がきれいなイチョウの木ですが、花粉症の
原因となる木です。公園や街路樹として
目にする機会が多い木ですね。
花粉の飛散シーズンは4~5月であり、1キロ
以上も花粉が飛散することもあるようです。
ちなみにイチョウの葉のエキスはフラボノイド
という抗酸化作用を持つ成分を含んでおり
炎症を抑える効果も期待できることから
花粉症にも効果があるといわれています。
ケセルチンといって、鼻づまりの症状も
緩和してくれる成分も含んでいるので
効果はさらに期待できそうです。
しかし、即効性は期待できないので1年くらいの
長いスパンで服用を続けなければいけないので
不便です。
4月はスギやヒノキの花粉がほとんど原因ですが
血液検査をしてみてどの種類の植物の花粉が
原因なのか特定することが、対策の第一歩と
なるでしょう。