花粉症の雑草!タンポポ、イラクサとエゾイラクサ、ヘラオオバコ、エゾノギシギシ、ヒメスイバ
花粉症の原因となる植物の中にはスギやヒノキ
以外にもいろいろなものがあります。
今回は身の回りにある雑草について調べてみました。
タンポポ
道端に生えている雑草で黄色い花をつける植物で
知らない人はいないとおもいます。
日本固有の種であるカントウタンポポは春だけ
咲きますが、外来種のセイヨウタンポポは秋まで
花を咲かせ続けます。
日本では道端に咲いているほとんどは後者の
セイヨウタンポポとなります。
実は虫媒花といって、虫によって受粉を行うので
大気中にはそれほど花粉は飛散しません。
花粉症の原因となっている植物は風媒花といって
風を利用して受粉するものが多いので、大気中に
大量の花粉を撒き散らすものがほとんどです。
従って、タンポポは普通に生活しているぶんには
花粉症の原因とはなりませんが、子供がタンポポ
を摘んで遊んだりしていて、長時間近くにタンポポ
がいる環境の場合などだと花粉症の原因となりえます。
なので、小さいお子さんがいらっしゃる親御さんは
タンポポで長時間遊ばせないように注意をする
必要があります。普通に生活している分には
問題ありません。
イラクサ、エゾイラクサ
北日本ではイラクサのことをエゾイラクサといって
どちらも同じ植物をさします。多年草の植物で
葉の表面には鋭いとげが生えていて、触ると
強い痛みを感じます。
しかし、乾燥や調理といった加工を加えることで
ハーブとして食用に活用できます。
別名をネトル(セイヨウイラクサ)といって、
ビタミンが豊富に含まれていて
花粉症や貧血、リウマチなどの改善効果があります。
ネトルエキスのサプリメントもネットでは
販売されているようです。
しかし、花粉症の原因ともなります。
花は7~8月にかけて咲くそうです。
ヘラオオバコ
オオバコの仲間ですが、キレイな花をつけます。
元はヨーロッパから来た雑草です。雑草の中では
背が高いのが特徴です。
薬用として用いられることもあり、利尿作用や
痰をしずめる効果があります。しかし、花粉症
の原因にもなります。
エゾノギシギシ
蝦夷の羊蹄と漢字では書いて、日本各地で
見かけます。葉は若ければ食用となり
ぬめり気と酸味が混ざって独特の食感です。
7~8月に花をつけます。花粉症の原因になります。
ヒメスイバ
ヒメスイバの花粉が飛ぶのは5~6月中です。
スギやヒノキと違ってそれほどヒメスイバが原因の
花粉症の患者数は多くはありませんが、増加
傾向にあるといわれています。
夏が来る前の時期に花粉症を発症するようでしたら
ヒメスイバが原因かもしれません。もともと、強い
アレルギー反応を示す植物なので、触ると皮膚炎
を起こす人も報告されているので注意が必要です。
花粉の種類は違えど、対策方法はどの花粉も
かわりありません。基本的には、花粉を防ぐこと
から初めて、花粉症に効果のある食べ物を
試してみる。
パタノールの目薬の効果は?
花粉症に効果があるヨーグルトは?
それでも効果がなかったら病院に行って薬を
もらって専門的な対策を始めればよいでしょう。