花粉症の原因となる意外な植物!梅、桜、コニファー、アカシア
日本では、花粉症の大半となる花粉の種類はスギや
ヒノキと決まっています。しかし、意外な植物が実は
花粉症の原因だったりするのです。
ウメ
梅の花は2~3月に咲いていて関西、四国、九州
あたりで特に多いとされています。他の花粉と比べて
そこまで飛散する距離は遠くないので梅の木が
密集している林や、梅の木の盆栽に近づかない
限りは日常生活では危険はなさそうです。
実は梅肉エキスはさまざなな効能が
あるとして健康食品として大人気です。
・花粉症予防効果
花粉が体内に入るとアレルギー反応が起きて
ヒスタミンという物質が体内から作られます。
それが、目のかゆみやくしゃみを引き起こして
います。病院でもらう薬の中にはこのヒスタミン
の放出を抑える、抗ヒスタミン剤があります。
梅には、抗ヒスタミンの効果があるので
花粉症対策の効果が期待できます。
・胃腸やストレス予防
梅には有機酸という成分が含まれていて、胃腸
の働きを正常に保ってくれます。消化吸収を
促進して、腸の働きも改善してくれます。
アルカリ性の食品なので体のバランスを
整えるにはうってつけです。
梅のすっぱい味のもとは、クエン酸です。
これが疲労回復予防の効果がありスポーツの
後に摂取すると乳酸の蓄積が防げます。
これらを見る限りウメは花粉対策によさそう
ですが、ウメの花粉は花粉症の原因となる
そうです。血液検査で原因を特定して対策
をするのが一番早いでしょう。
桜
桜はお花見の対象として有名ですが、花粉症
の原因になりえます。桜自体は虫媒花で花粉は
大気中に飛散しないので、サクラの花に触った手で
目をこすったりしない限りは花粉症にかかる
リスクは極めて低いです。
症状としては、スギ花粉と同じような症状で
風邪と間違われることも多いそうです。
ヒノキ花粉の飛散時期と完全にかぶるので
桜のお花見をしている時に、花粉症の症状
を感じたら、サクラが原因ではなく、ヒノキが
原因かもしれません。
コニファー
コニファーは、外国ではスギやヒノキが属している
針葉樹の総称ですが、日本では、園芸用として
利用されている品種の総称で200種類ほどあると
いわれています。
近年は日本の住宅街などで、マンションの
ベランダの外からの目隠しや、園芸用として
利用されており数が増加しており、花粉症の
原因の一種とされています。
花粉が飛びづらい品種もありますが、基本的
には、針葉樹なので、花粉が飛ぶことを防ぐ
ことはできないと思っておいたほうがよさそうです。
アカシア
アカシアの中でもニセアカシアと呼ばれる品種
が花粉症の原因となります。高さが15~20m
くらいにもなる木で5~6月頃、白い花をつけます。
多くの虫が受粉に訪れ、花には良い香りがします。
長野県では、このアカシア花粉症の患者数が
多いと報告されています。
そのほかにも、イチゴやクルミなど花粉症の原因
となる植物を挙げたらキリがありません。
対策をするまえに、まずは血液検査で原因を
特定するのが先決でしょう。そうしないと
日常生活でどの花粉を避けたらいいかわかりません。
ひょっとしたら、自分の自宅の庭先にある
植物が花粉の原因かもしれませんから。