花粉症の症状を緩和する方法
今や国民病ともいわれている花粉症ですが
年々、その発症者数は増えているとまで
言われています。
原因としては年々スギの植林の数が
増えているからと言われています。
スギは他の木材(カラマツ、クヌギ、ヒノキ)
などと比べて二酸化炭素を吸収する能力に
優れている。
成長速度が速いので建築資材としてうってつけ
などの理由から、日本国自体が力を入れて
植林しています。
特に高度経済成長の時は大量に植林されて
いましたが、今現在は木材の価格が下落
しているために、林業が廃れてきています。
なので、伐採や管理が行き届いてなく
スギの木が大量に放置されています。
2050年にはスギの花粉の飛散量が
今よりも1.8倍になると予測されて
います。
それに比例して花粉症患者の数も
増加すると言われています。
何とか花粉症を抑える方法は
ないのでしょうか?
花粉症発症のメカニズムは?
花粉自体が人体にとっては異物なわけです。
以下に簡単に花粉症になる原因を
解説します。
まず、目や鼻や口などを通して
花粉が体内へと侵入していきます。
その後、人体の免疫機構により
花粉に対抗するためにIgE抗体が
作られます。
この抗体は肥満細胞という部分に
くっつきます。
そして花粉が増加するたびにIgE抗体
も増えて、体内に吸収された花粉が
一定量を超えると、化学物質が肥満細胞
から分泌されます。
そしてその化学物質(ヒスタミン)が花粉を
体外へと追いやるときに体の反応として
くしゃみや鼻水や涙がでるわけです。
花粉症を発症する確率は、今まで花粉を
吸ってきた量に比例して上がっていくと
言われています。
そういう意味では子供よりも大人の方が
長い人生を生きている分、花粉を吸った
累計の量が多くなるのは当然ですから
大人の方が花粉症患者の人数が多いのは
当然です。
具体的な症状は?
くしゃみや目のかゆみ鼻水、鼻づまり肌荒れ
などが直接的な症状です。
これらのことが原因で頭痛や発熱といった
症状が引き起こされることがあります。
花粉症を発症している時は体の免疫
が弱くなっているのでいろいろな
症状を発症しやすくなっています。
花粉症の対策は?
いろいろな対策や治療法があります。
花粉を避ける
まずは、花粉を避ける方法がシンプル
でしょう。外出時にはマスクやゴーグルを
する。
帰宅したら手洗いうがいをする。
シャワーを浴びて髪の毛についた花粉を
落とす。洗浄液を使って目に付いた花粉を
取り除く。
洗濯物は室内で干す。部屋に加湿器を
置いて湿度を上げて花粉を飛散させない
ようにする。
原始的な方法ですがこれらのことをやることに
よって花粉が体内へと吸収される量を
減らすことができます。
民間的な治療
くしゃみや鼻水などに効果的な
ツボを刺激する。漢方薬を飲む。
花粉症に効果的な食べ物を摂取する。
費用が少なかったりや副作用がない
かわりに、病院での治療よりは
効果が劣ってしまいます。
市販薬で対応
病院に行くのが面倒な場合は
薬局やドラッグストアで売られている
製品で対応しましょう。
目薬やサプリメント、飲み薬など
今では様々な製品が市販でも販売
されています。
ただ病院よりは当然効果が
落ちてしまいます。
病院での治療
抗ヒスタミン薬、ステロイド注射や
など単純に薬を投与する方法もあれば
レーザー治療やアレルゲン免疫療法
などといった特殊な治療法があります。
ただ、現状としては花粉症対策としては
いろいろな方法がありますが、症状が緩和される
くらいのつもりで治療をして
花粉がピークシーズンの3~5月を何とか
乗り切るくらいのマインドで臨むのが
ベストなのではないでしょうか?