イネ科花粉症アレルギーでアナフィラキシーショックになる対策は?
夏から秋にかけてはイネ科花粉症が症状として
現れる人も多いと思いますが、イネ科花粉症
が原因でアナフィラキシーショックになる可能性
があります。
対策や原因をまとめてみました。
アナフィラキシーショックって何?
アレルギー反応の一種で、比較的短時間で体全身に
急激の症状が現れることを指します。そもそもなぜ
アレルギーは起こるのでしょうか?
人間の体は外から異物が入って来たときに、その
異物を排除しようと、抗体を作る免疫というシステム
が組み込まれています。
本来ならば、花粉や食べ物は、私たちの体にとって
無害ですが、これらを有害だと体が判断してしまう
と、免疫が過剰に攻撃をしてしまい、その結果
自分自身の体も傷つけてしまうことになります。
アナフィラキシーとは、アレルギー反応が急激に
起こった場合で、アレルゲンとなる物質を
吸い込んだり、食べたりした場合に発症します。
体全体や臓器などに症状が一気に現れるのが
特徴で、皮膚に関しては、かゆみや赤みなどの
湿疹が現れます。
息苦しさや発作や嘔吐など、呼吸器や臓器が
関係する症状も現れる場合があり、重い場合は
血圧低下による意識を失う場合もあります。
イネ科花粉症アレルギーとアナフィラキシーショック
イネ科花粉症にかかると、アナフィラキシーショック
がおきてしまうことがあるようです。
一番の原因が小麦を含む食品を食べてしまうこと
によるものです。イネ科花粉症にいったんかかると
小麦や米などイネ科由来の食物全てで
アレルギー反応が起きてしまうリスクが高まります。
アレルゲンとなる小麦や米の摂取量に比例して
アナフィラキシーショックになる危険性が増します。
なので、日ごろからどの食品に小麦が含まれてる
かはチェックしたほうがいいでしょう。例えばパンや
うどんはわかりやすいですが、お菓子やビール
カレーのルーなど意外な製品にも含まれている
ので注意が必要です。
醤油や味噌はアレルギー反応の起きやすさが
低いですが、輸入された小麦で作られたパンや
麩(ふ)やお菓子は、アレルギー反応の起きやすさ
が非常に高いので注意が必要です。
お米に関しては、白米や米味噌に関しては
アレルギー反応の起きやすさが低いですが
米油を使った加工食品や冷凍食品や
植物性油脂を含んだスナック菓子は要注意です。
とにかく、何か食品を購入する際には裏面の
パッケージを見るくせをつけておきましょう。
小麦を含む食品を食べた後に運動をすると
アナフィラキシーショックを発症するリスクが
高まります。
運動をすることによって、血液循環が盛んになり
アレルギー性物質が、よりはやく体全体に回って
しまったり、呼吸量が多くなるので、より多くの
花粉を吸い込んでしまうためだと思います。
イネ科花粉症の人は田んぼや水田の近くには
近づかない方がいいでしょう。特に秋の農作業を
している時期には、イネのもみがらが舞い散っている
ので気をつけましょう。
やはり、一番の原因は食べ物によるものが多いので
イネ科花粉症にかかってしまった場合は、血液検査
をして、小麦やお米など特定の食べ物がアレルゲン
かどうかをチェックしましょう。