イネ科花粉の2015年時期到来!種類と情報と写真
今は2015年5月の半ばで、これからイネ科花粉
の本格的なシーズンが到来します。
どのイネ科の植物の花粉がどの時期に飛ぶか
種類やジャンルに分けて写真付きで
ご紹介します。
シラゲガヤ
シラゲガヤはヨーロッパが原産で、
背丈は1mよりも小さいです。
イネ科の多年草で緑色の茎の先端に白い穂をつけます。
赤紫色になるっこともあります。このシラケガヤ属
だけで10種類以上が知られています。
1800年代後半に植物園で栽培されたのが始まりと
いわれています。日本では牧草の一種として利用されて
いますが、道端や荒地、林の中など様々な場所で
見かけることができます。
花粉が飛ぶ時期は6~8月だそうです。
コスズメノチャヒキ
コスズメノチャヒキは元々はシベリアから
ヨーロッパにかけて生息しており
背丈は60cmほどです。別名をスムースブローム
グラスといって、牧草として利用されています。
日本では主に北海道で自生していますが、日本全国
で見ることができます。花粉は他のイネ科に比べて
あまり飛散しませんが、飛散時期は5~7月と
言われています。
ヒロハウシノケグサ
ヒロハウシノケグサは原産地はヨーロッパで、
牧草の他に公園の緑化
としても使われています。日本には明治時代から
生息していると言われています。
花粉が飛ぶ時期は6~8月と言われています。
先端に数個の小さい白い花をつけます。
背丈は数10cmと言われています。
オニウシノケグサ
オニウシノケグサはヨーロッパやアメリカが
原産地ですが、日本では
外来生物法によって、危険外来生物に認定
されています。
背丈は50~100cmくらいで5~7月に花粉を
飛ばします。堤防や河川敷、道端など
いたるところに生えている雑草です。
カモガヤ
カモガヤはイネ科花粉症の中でも非常に有名な植物です。
ユーラシアが原産地とされていて、芝生や牧草
など、幅広い用途に利用されています。
ゴルフ場や公園、河原などいたるところで
見かけることができるでしょう。
植物の高さは1mほどで、どのような環境でも
生息できるので、生態系のバランスを崩して
しまう恐れがあるとして、定期的なメンテナンス
が必要です。
やっかいなことにカモガヤアレルギーにかかって
しまうと、メロンやスイカなど、特定の果物
アレルギーになってしまうこともあるようです。
カモガヤ茶を飲めば、カモガヤアレルギーが
軽減されるという話も聞きますが、一般的な
アレルギー対策の薬を服用したほうが
私は早いと思います。
花粉の飛散時期はゴールデンウィークの時期から
7月までです。スギ花粉症にかかっている患者の
半分くらいの人がカモガヤ花粉症も併発
しているようです。
まとめ
イネ科花粉症だからといって、スギ、ヒノキ花粉と
何か対処法が違うわけではありません。
大きく異なる点といえば、イネ科で花粉を飛ばす
植物は、非常に種類が多く、どの植物の花粉が
アレルゲンとなるか判断しづらいこと。
イネ科は木ではなく雑草なので、そこまで背丈は
高くありません。なので、花粉の飛散距離は
そこまで遠くないです。
あとは、小麦アレルギーを併発するリスクもあります。
これらの点に関しては注意しておくべきでしょう。