イネ科花粉症の対策と治療法と原因!
イネ科花粉症は、主にスギヒノキ花粉のシーズン
が終わった、4~9月がメインです。
イネ科花粉症に対する対策や治療法は
何か他の花粉症と比べて違うことは
ないのでしょうか?まとめてみました。
イネ科花粉症の対策や治療方法
基本的には、イネ科花粉症も、他の花粉症と同じく
イネ科の植物によるアレルギー反応が原因と
なっているので、スギヒノキ花粉と同じような対策
や治療法で大丈夫です。
症状としては、目のかゆみやくしゃみ鼻水や頭痛
体全体の倦怠感です。対策としても、手洗いや
うがいをする、病院に行って薬をもらうなど
他の花粉症と全く同じです。
しかし、スギヒノキ花粉症と異なる点がいくつか
あるのは事実なので、それを中心にお話します。
イネ科花粉症が他と異なる点
・イネ科花粉は遠くまで飛ばない
スギやヒノキは高い木から花粉が飛ぶので
飛散距離がかなり遠いです。風が強い日は
300kmほどの距離を飛散することもあります。
しかし、イネ科は植物で背丈が1m以下が
ほとんどです。なのでそこまで遠くには飛散
しません。せいぜい数kmまでしか飛散しません。
なので、イネ科の植物に近づかない限りは
イネ科花粉症にさらされるリスクはありません。
しかし、問題があって、イネというと田んぼにしか
ないイメージはありますが、実際の所、イネ科の
植物は道端や土手など至るところに生えています。
なので日常生活で完全にイネ科植物に
近づくのを防ぐというのは困難でしょう。
・時間帯や季節
イネ科の花粉は朝早い時間はあまり飛散しません。
理由として背丈が低いので朝早い時間は、朝露
に塗れているからです。
イネ科花粉アレルギーを持っている人は洗濯物は
午前中に外干しを済ませておくなどしたら
布団や洗濯物に花粉が付くのを防ぐことが
できるでしょう。
また、イネ科花粉が飛散する時期は初夏から夏の
終わりごろなので、マスクやゴーグルをして外出
するのは息苦しくて現実的ではないと思います。
なので目薬や内服薬を使用して、マスクゴーグル
なしでも外出できる工夫をしたほうがいいでしょう。
帰宅したらすぐにシャワーを浴びたり、家の中に
空気清浄機をつけておく、くらいで物理的に
花粉を防ぐ対策は十分ではないでしょうか?
・イネ科花粉症の症状
イネ科花粉症の原因となるイネ科植物は非常に
種類が多いです。また、ある種類のイネ科植物に
よってアレルギーになったら、他のイネ科植物
による花粉症にもなってしまうリスクが高まります。
なのでどの植物がアレルゲンかを特定するには
血液検査がいちばん手っ取り早く正確でしょう。
そして、一度イネ科花粉症にかかってしまうと
小麦やお米、ある種の果物に対してアレルギー
症状を起こしてしまいます。
小麦やお米は、ほぼ毎日口にする食料なので
日常の食生活にも大きな影響を与えます。
最悪の場合はアナフィラキシーショックといって
命に関わるアレルギー発作を起こす危険性も
あります。
以上紹介した点が、イネ科花粉症特有の
症状や傾向、注意点です。