花粉症といえば春のイメージが強いですが、実際には一年を通じてさまざまな花粉が飛散しています。今回は、特に夏の終わりから秋にかけての季節に花粉を飛ばす植物について紹介します。
ヨモギ(Mugwort)
分布: 河原や空き地、山地の草原などに広く自生しています。
特徴: 高さが1m前後に成長し、葉は白くふわふわした毛が生えているのが特徴です。葉の裏側は銀白色を帯びています。花は小さく、緑がかった色で目立たないものが多いです。
花粉症の時期: 8月~10月
カナムグラ(Japanese hop)
分布: 河原や湿った場所、道路脇などに多く自生しています。
特徴: ツル性の植物で、1年草。葉は大きくて切れ込みが深く、手のひらの形をしています。夏から秋にかけて花を咲かせ、風によって花粉を飛ばします。
花粉症の時期: 8月~10月
セイタカアワダチソウ(Goldenrod)
分布: 空き地や道路沿い、耕作地の周辺などに多く見られます。
特徴: 背が高く、2m以上に成長することもあります。鮮やかな黄色い小さな花を多数つけるのが特徴。花穂は上向きに伸び、多くの花を咲かせますが、花粉は風で飛散することは少ないと言われています。
花粉症の時期: 9月~11月
ブタクサ(Ragweed)
分布: 道端や畑の周辺、空き地など、日当たりの良い場所に多く見られます。
特徴: 背が低く、草丈は30cm〜1m程度。葉は深く切れ込んでおり、緑色で羽状に分かれています。黄色い小さな花を咲かせることが多く、主に夏から秋にかけて花粉を飛ばします。
花粉症の時期: 8月~10月頃
まとめ
秋の花粉症は特に植物の種類が多いため、どの花粉が原因なのかを特定するのは難しいです。もし花粉症の症状が現れた場合は、医療機関での血液検査を受け、適切な対策を取ることが重要です。スギ花粉症と同様の対処方法が有効ですので、早めの対応を心がけましょう。
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