スギやヒノキの花粉症は、時期が決まっていますので
簡単に対策をすることができますが、イネ科花粉症は、
いったいいつまで気を付ければいいのでしょうか。
あまり、大々的に報じられることがありませんので、
いつまで気を付けていいのかがわかりません。
今回は、イネ科花粉はいつまで飛散しているのか、
いつまで我慢をすればいいのか、説明をしていきます。
イネ科花粉症はいつまで?
イネ科の花粉症のシーズンは、
初夏から秋口までのイメージがあります。
5月から9月上旬といったところです。
スギやヒノキの花粉症に比べると長いです。
この原因として、イネ科の花粉が飛散する時期が
植物により少しずつ異なっている点が上げられます。
カモガヤは5月から7月。
ハルガヤは4月から7月。
アシ・ススキは8月から9月。
ギョウギシバは6月から8月。
このように、一口にイネ科といっても、
花粉が飛散する時期が異なってくるのです。
そして、イネ科の花粉は非常に似ていますので、
1つの花粉にアレルギーを出してしまった場合、
他のイネ科の花粉にもアレルギー反応が出てきます。スポンサードリンク
つまり、4カ月間以上、
イネ科の花粉症に悩まされることもあります。
また、間に梅雨を挟みますので、
飛散している花粉が雨によりすべて地面に
落ちることがあります。
ここで花粉症の症状がでないと喜んで
対策を怠ると雨が上がり乾燥すると
新しい花粉と共に、地面に溜まった花粉も
舞い上がり、強い症状を出してしまいます。
基本的に、イネ科花粉症は通年で
気を付けておきたいものです。
強い症状を出す時期は5月から9月ですが、
1年を通して花粉はわずかにですが飛散しています。
その為、重いイネ科花粉症の場合、
通年で症状に悩まされることもあるかもしれません。
5月と6月に注意するイネ科花粉
カモガヤ、ギョウギシバ、ハルガヤ
この3種類の花粉が多く飛散する時期が、
5月と6月です。
ハルガヤに関しては4月頃から
飛散が始まっていますので、敏感な人は
4月くらいから注意が必要です。
また、6月は梅雨時です。
雨が降っているときは、花粉は飛散しません。
そして、空気中の花粉も雨で地面に落ちます。
少しだけ、安息できる期間だといえますが、
雨がやみ、からりと乾燥をしたら、
症状が強く出ますので、要注意となります。
7月と8月は?
この時期は、カモガヤとギョウギシバ、ハルガヤ、
アシ、ススキに注意が必要です。
カモガヤとギョウギシバは、7月から8月までが
花粉のピークといえます。
ハルガヤは7月までが飛散のピークです。
8月頃になると落ち着いてきます。スポンサードリンク
アシとススキが8月から本格的に花粉の飛散が
始まります。
9月頃は?
アシとススキの2種類から花粉が飛散されています。
また、稲刈りの時期になると、田んぼ付近には
近づかないようにしましょう。
稲刈りでは、稲についている花粉が舞うことになります。
その為、稲刈りというイベントの時は
花粉症ならば体調を悪くする可能性があります。
また、稲刈りが終わった後に田んぼに火を放ちますが、
この煙にも花粉やアレルギー物質が含まれていますので、
注意が必要となってきます。
まとめ
イネ科花粉症は、多くのイネ科の植物が
花粉を飛散させるので、期間が長くなります。
イネ科花粉症の原因になる花粉は、
とても似ていますので、
1つの花粉症が原因でイネ科すべてが
ダメになる可能性があります。
イネ科花粉症の症状があるなら
イネ科の植物が生い茂る土手や田んぼには、
近づかないようにしましょう。
また、暑いからといってマスクを着用しないのも
あまり良くありません。
マスクをつけてしっかりと対策をすれば、
軽い症状だけで済むことがあります。
⇒夏の花粉症アレルギーの症状と対策と原因!薬は?
⇒花粉症と野菜果物でアナフィラキシーショックは起こる?
さらに、イネ科の植物を材料にする料理、
例えばパンやうどんを食べると
症状が強く出ますので、イネ科花粉症の時期は
食べないようにしておくといいようです。
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